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ウクライナに関わる映画、文学、音楽 [本]

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予定していた映画を観ました。


こんな映画だったのかというのが正直な感想です。

日本では評価が高いこの映画ですが海外ではそれほどでもなかった。

だからオリジナルのネガも失われてしまったということでした。

若い頃見たらどう感じただろうと思いながら観ていました。

印象的なひまわり畑(下にイタリアの兵士もロシアの兵士も眠っている)は比較的早い時間に出てきますが、タイトルを「ひまわり」としたのは何故だろうとも思いながら。


夫は死んでいないと信じる妻はロシアまで写真を持って探しに行きます。

咲き誇るひまわりに重なる、木で作られた無数の十字架。


首を振られ続けますがやがてとうとう見つけます。

なかなか見つからないのが現実でしょうが。


生きていた夫には若い妻がいて小さな子供までいます。

列車で帰ってくる夫を迎えにその妻と一緒にホームに行きますが、ヒロインに気づいた夫の顔を見た途端その電車に乗って去ります。

帰って飾ってあった写真や衣服を破り、訪ねてきた夫の母にありのままを述べます。


時は過ぎて夫が妻の新居を訪ねてきます。

しかしヒロインには職場で知り合った夫がいて子供もいます。


列車に乗って帰ってゆく夫を見送るシーンで終わります。



今ならこういう作り方はしないかもしれません。


反戦のメッセージとしては『禁じられた遊び』の方が強いと思いました。




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今日書店で買ったのは名著を紹介するシリーズの一冊です。



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著者の父親はベラルーシ、母親はウクライナ生まれとのことです。



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ノーベル文学賞受賞。

ノンフィクションでは初めてです。

文学の概念を変えたと言われています。



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コミック化されたものが二巻まで出ていて間も無く第三巻が出るようです。



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こちらは先週木曜日に NHK ニュースで紹介されたコンサートに出演されていたフルートとチェロの演奏家の方の CD です。


ピアニストの レオニード・シャポワロフ さんが日本のフルーティスト坂元理恵さんとチェリストの柚木菁子三のユニット "Ris & Seiko" とともにチャリティーコンサートを開いたそうです。

HP にその時の動画もあります。


その音源ではありませんが、フルートの音の印象が良かったので CD を購入しました。

この CD の売り上げの一部もウクライナに寄付されるそうです。

販売店での取扱はなくて通販かコンサート会場などでの直販です。



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聴いてみると純クラシックではなくてどちらかといえばジャズ的です。

「メヌエット」はアルトサックスの部分をチェロで演奏していまして、これはジャズ的なアレンジはありません。

録音は鮮明で音の録り方もクラシックとは違います。


ここには11曲収録になっていますが実際はもう一曲、 J.S. Bach の『二つのヴァイオリンのための協奏曲』の第二楽章が収められています。


面白いと思ったのは六曲目。

お馴染みのバッハとグノーの『アヴェ・マリア』ですが、伴奏が『平均律クラヴィーア曲集』第一巻第一曲「プレリュード」ではなくて同じバッハの『無伴奏チェロ組曲』の一番第一曲のプレリュードが使われていることです。

後で楽譜をチェックしてみましょう。

途中までは聞き慣れた『アヴェ・マリア』ですが、後半は自由にアレンジされています。



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録音データの記載はありませんが、20198年の9月発売のようですのでその年の録音でしょう。


このところウクライナのことが頭を去りません。


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