Type AY の頭部管:YAMAHA [楽器]
最近使い続けているのは中古で入手した YFL-891D ですが、山野楽器では 30年ほど前に作られたものとしていました。
頭部管を見ると AY とありますが YAMAHA の資料によると標準では CY が付いているはずです。
この頭部管はリッププレートの前方が大きく削られたようになっているのが特徴です。
先日資料をひっくり返していましたら 2005年の YAMAHA のカタログが出てきました。
YAMAHA の資料によればこの楽器は 2011年まで作られていたようですのでこれに載っているのではないかと思い見てみました
写真は載っていませんが、モデルの一覧にはありました。
16年前なので載っているはずなわけです。
しかしなぜ AY が組み合わされているのかはわかりません。
山野楽器のスタッフのよりますと当時は頭部管を注文できたようだとのことでした。
当時のカタログには頭部管のタイプの説明が載っています。
AY は通常作るタイプではないようです。
特注かもしれませんね。
カットの説明の部分は写しませんでしたが、Aカットと Bカットは冒頭の写真のようなカットです。
カタログでは 200番台から500番代は EC、ハンドメイドはコンセプトモデル(ジュリアス・ベイカーモデル、ジャーマンモデル、ビジュー など)以外は多くが CY を組み合わせていたようです。
山野楽器の「フルート二言三言」というコラムによりますと CY は初心者向けと言うよりは中級以上のある程度音が作れる人向けの頭部管のようですから、確かにそのようになっています。
古いカタログも保存しておくと役に立つことがあります。
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