Aihara Flute Fair '18@Yamano Music [楽器]
いつもよりちょっと遅いような気がしますが、各メーカーのフェアが行われる中、今日はアイハラフェアでした。
頭部管の種類が多いです。
今回初のお披露目がこちら、右手用フルートです。
以前左手だけで演奏できるフルートをご紹介しましたが、今回は右手だけで演奏できる楽器です。
通常左手で操作するキーの下のトーンホールは楽器の下側にあります。
こちらが右手で操作する部分です。
二本並んだ上が左手用、下が右手用です。
マイクスタンドを利用したスタンドが用意されています。
右手の指は普通にキーカップに置いて低音域を操作しますが、左手が担当する音域になるとここに見えるレバーを右手の指で操作します。
二階建てのようになっていますが、ピアノの鍵盤のように順次押して行きます。
一つにつき半音変わります。
右の端から順に左に移動していきます。
押さえたキーの右側は一緒に押さえられる構造になっています。
オリジナル商品です。
リングストッパーは買いやすいお値段で、効果は大きいです。
だいたいリングキーを使っている人で完全にきちんと塞ぐことができている人は思った以上に少ないのです。
無理しないでカバードキーを使った方が良いです。
特殊奏法をやる機会なんてほとんどありません。
カオリモではインラインカヴァードキー、ソルダードというモデルも作っています。
オフセットでなくインラインなら余計なメカが要らないので楽器が軽くなりますし、キーの真上を押さえることができなくても問題ありません。
こちら、フットフォン。
クラリネットにもベルがあるのにフルートにはなぜないのかというのが開発のきっかけです。
長いのは Hアダプターを兼ねています。
新幹線の切符を差し込むよりスマートです。
お値段は 16千円から。
おなじみの頭部管です。
こちらは黒珊瑚(深海松)のリップです。
ゴッホの絵のような模様です。
独特の音がします。
夜光貝のリップ。
反応が良いですが、耳につく鋭さがありません。
いろいろありますが音は使う人によって異なりますので、ある人が吹くとAの頭部管が一番良いが別の人が吹くとBの方が良い、という事が起こります。
なので必ず他の人の評価を聞く事をお勧めします。
使い易さは本人でないとわかりませんが。
サヌカイトという石を使った横笛です。
落とすと割れます。
いずれフルートの頭部管も作られるかもしれません。
ピッコロの頭部管各種です。
右から三番目は柘植です。
カオリモのジュエリークラウンです。
左から夜光貝、ラピスラズリ、カーネリアン、ラピスラズリ、タイガーアイです。
この頭部管は形も独特ですが鳴り方も個性的で、少し楽器から音が離れて鳴るような印象があります。
14Kリップ。
結構お気に入りです。
反応が良く明るい音色を持っています。
今回はいつもよりお客さんが多く、賑やかでした。
ここでもデモ演奏が行われるようです。
きれいですね。
少し雨粒が落ちてきました。
楽器のことは全然分からないのですが、
「ゴッホの絵のような」にはナルホドと
思う一方、値札の金額にビックリ(゚o゚;)
by middrinn (2018-05-03 20:54)
middrinn さん、こんばんは。
楽器は高いです。
特にフルートは貴金属を使うのでひときわです。
百万二百万は当たり前! てな感じです。
絵といえば小学生の頃身体障害者の方が口や足で描いた絵というものに少し親しみました。
楽器は手が使えないと厳しいです。
片手だけ使えるという方がいらして、今回のフルートなどにも引き合いはあるそうです。
by センニン (2018-05-03 21:06)
おはようございます。
フルート知識全くありませんが・・・
リップの素材で音が変化!?興味深いです!!(⌒ー⌒)
14KLの表示初めて知りました!!Lips!!
ところで、リップの穴の大きさは共通規格なんですか!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2018-05-04 08:08)
Boss365 さん、こんばんは。
大いに変わりますが、これほど色々作ったのはアイハラさんが初めてです。
ま、最初に言ったのは私なのですが。
14KL という刻印は私も初めて見ました。
リッププレートだけゴールドというのは他にもあります。
リッププレートの穴は歌口と言いますが、大きさは決められてはいません。メーカーとモデルによって結構違いがあります。
しかし自ずと同じような大きさと形になってきます。
傾向としては円に近い形で小さいほど演奏は難しく音量は小さくなります。
角丸の四角に近い形で大きいものほど音量が大きくなりますが、息が足りなくなります。
カオリモの頭部管のように歌口に息を集めるような形状をしているものの方が吹きやすい傾向にはあります。
リッププレートはフルートが木でできていて管の太さが太かった頃の名残です。
金属製のフルートは頭部管に穴が空いているだけではまともに音になりません。
現在でも木製のフルートはリッププレートに相当する部分は少し盛り上がっているだけです。
昔のフルートは頭部管は今のように円錐状でなく円筒で太さが同じで、その代わり胴部管がリコーダーのような先細りの円錐形でした。
ピッコロは今でも胴部管は円錐形です。
by センニン (2018-05-04 20:24)