ガラスの勾玉 [アート]
千葉そごうの「日本の職人展」です。
勾玉といえば糸魚川の翡翠や瑪瑙で作られたものがよく知られていますが、Wikipedia によれば日本の縄文時代の古墳から発掘されたものが最も古いそうですが、
島根県松江市の西川津遺跡で弥生時代後期の約1800年前に作られたとみられるJ字形のガラス製勾玉が発掘された
そうで、この勾玉を製作している工芸作家の赤座さんのお話では輸入されたガラス製の勾玉が非常に尊ばれた時代があったそうです。
マイセンを思わせる色と模様ですが、唐草のような青い部分は染付ではなく、青いガラスが使われています。
この個体は呉須で描いたように平たく作られていますが、浮彫のようなぷっくりと膨らんだものが人気があるそうです。
しかしこの部分はひも状の細いガラスを密着させて作るのだそうで、このような仕上がりにする方が技巧的には難しいそうです。
他の色も並べられていましたが、これが気に入りました。
古墳の内部のようですね。
他の製品は HP でご覧ください。
2016-08-30 20:43
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コメント(4)
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へぇ〜、絵付けでないのですね。
青いガラスが綺麗です。
こういうのを選ぶのはセンスがいいと言うのでしょうね。
by yamatonosuke (2016-08-31 01:19)
カメラの上手な人は、対象物から見えるものが凡人とは違って見えるんでしょうね。職人さんは喜んでいると思います。
by KENT1mg (2016-08-31 12:38)
yamatonosuke さん、こんばんは。
絵付けに見えるというところがポイントです。
染付の色は発色の具合にもよりますが、どちらかといえばくすんだ感じが多いのですが、この青は明るく鮮やかです。
染付のようでいながらとても鮮やか。
それが気に入ったのです。
ガラスを貼り付けてあるように見えてしまうと面白さがそれほどないのです。
by センニン (2016-08-31 20:54)
KENT1mg さん、こんばんは。
良い写真が撮りたいなとはいつも思っていますが、先日も FUJIFILM SQUARE で展示されている写真を鑑賞しましたが、とても及ばないなと感じるばかりです。
おっしゃる通り視点が違うのだと思います。
職人さんに限らず利害関係のない第三者が評価して情報を発信すれば(好意的なものであれば)喜んでもらえるでしょうね。
by センニン (2016-08-31 21:00)