YANAGISAWA FLUTE [楽器]
ヤナギサワと言えばサックスのメーカーですが、初期にはフルートを作っていたことを知る人は少ないでしょう。
Wikipedia によれば会社名は柳澤管楽器株式会社。
1893年(明治29年)創業。
1954年(昭和29年)ヤナギサワ初のテナー・サクソフォーン、モデルT-3製作。
当初はフルートとサクソフォーンの製造を手掛けていたが、後にサクソフォーンの専門メーカーとして1956年(昭和31年)アルト・サクソフォーン第1号(A-3)、1965年(昭和40年)A-5(アルト)、1966年(昭和41年)にT-5(テナー)を発表。
この記述ではフルートを作っていたのはいつからであるのかはわかりませんが、ムラマツで一万本目を作ったのが柳澤管楽器がサックス専門になった 1956年であることを考えるとそれほど古い事ではないのではないかと思えます。
柳澤管楽器の HP (http://www.yanagisawasax.co.jp/company.html)には次のようにあります。
日本の管楽器製造は、初代 柳澤徳太郎が明治27年(1894年)に軍楽隊の輸入管楽器の修理を始めたのが起こりとなります。この修理工房が、戦時という時代背景と共に楽器工場に変わり、日本での管楽器生産が始まりました。
昭和26年(1951年)先代 柳澤孝信が楽器作りを志し、手始めにサクソフォーンを試作しだしたのがこの年です。
現代のフルートの「トモ・ヤナギサワ」は当初「ヤナギサワ」としていましたが、このことが判明した(気づいた)のでブランド名を変更したようです。
このフルート、実際に柳澤管楽器で手がけていたかどうかはわかりませんが、現物を見るとムラマツに似ているという印象を持ちます。
製造を委託していたか、ムラマツの職人さんを引き抜いたのかもしれません。
材質は多分洋銀です。
トーンホールは引き上げで、カーリング処理はされていません。
相原さんに言われて気がつきましたが、メーカー名の刻印が奏者側にあります。
初めて見ました。
相原さんにオーバーホールを依頼しました。
出来上がりが楽しみです。
フルートのことはよく分かりませんが、いい音が出そうな気がします(^^♪
by yamatonosuke (2016-05-15 21:47)
yamatonosuke さん、こんばんは。
これ、珍しいお品なんです。
どんな音がしていたのか、リペア完了が待ち遠しいです。
by センニン (2016-05-16 20:00)