SSブログ

真相はわからない [本]

k20150116_2761.jpg 

 

書店で見かけて手に取りました。

読んでいる途中ですが、昨年のニュースから始まったあの事件のそこに至るまでの経緯がどうであったのか知りたいと思っていたところでしたのでタイムリーでした。

 

 

なぜこうなってしまったのか、本当は何があったのか、嘘やごまかしがあったのかなかったのか、当事者の一人が亡くなってしまった今となってはついにわからずに終わるのかもしれません。

 

時間を追って、また関係者のコメントを引用しながら述べていく本書はニュースなどで断片的に知ることになった用語などについても整理して理解する助けになります。

 

ニュースが報道されるまでにどういう動きがあるのか、関係者に対するコメントの要請や裏を取る作業など部外者にとって興味深い動きを読むことができます。

 

しかし客観的な事実がつなぎ合わされてはいるのでしょうが著者や編集部による取捨選択があり、活字にはできないこともあるのではないかという印象はあります。

 

帰宅の途中で読んでいた箇所に印象深い記述がありました。

 

 

第四章 STAP研究の原点

P.114-

 

 また、小保方氏の採用をきっかけに、STAP研究に強力な助っ人が加わることになった。笹井芳樹グループディレクター(当時)である。

 人事委員会で初めてSTAP研究について知った笹井氏は、竹市氏らの依頼で、論文の作成を支援することになった。また、CDBは若手のPIにシニアの研究者二名を助言役(メンター)としてつける仕組みがあり、小保方氏の助言役は、丹羽仁史プロジェクトリーダーと笹井氏が務めることも決まった。

 笹井氏は早速、小保方氏とともに論文執筆に取りかかる。もとにしたのは、サイエンスに投稿して不採択となり、小保方氏が改訂を進めていた草稿だったが、その稚拙さに驚いた笹井氏は「火星人の論文かと思った」と関係者に伝えたという。ネイチャーに再投稿する主論文(アーティクル)のたたき台は、わずか一週間後の十二月二十八日に完成。さらにレターと呼ばれる二本目の論文の執筆も着々と進められた。

 

 

その前年、例のゴーストライター事件もあり、ブームの発端の一つが NHK の番組だったこともあって「不信感」や「疑惑」という言葉が頭の中で渦巻いた年でもありました。

 

遡るとショパンコンクールで優勝した某ピアニストの大ブームが起きたのも NHK のFM放送が発端でした。

 

 

年末の紅白を少し視ていましたら海外のスタジオからの中継で某アイドルの出演がありましたが、今年になってその経緯を取り上げた特番が放送されました。

録音用のマイクを通さない歌声は特別歌唱力があるような歌声ではなかったのが意外でした。

中継の冒頭の話し声から心配したほどではありませんでしたが。

過去のアイドル時代の録画も流されましたが、当時は上手いと思えた歌声も今の私の耳には不安定さが気になりました。

 

懐かしさもあり視た後でカバーを集めた CD を購入したのですが、期待外れでした。

音自体もバックの演奏も悪くはないのですが、アレンジが際立ったものであるとは感じられません。

 

一番まずいのは声をかなり作ってしまっている(音響を操作して)と思われる点です。

また特集番組では歌によって歌い方を変えているという印象があってそこは好感を持てたのですが、CD を聴くとオリジナルの歌手の歌い方に近い歌い方をしようとしているようには思えたのですが、彼女の歌として歌いこなしているとは到底思えません。

 

コアなファンや熱烈なファンは絶賛しているようですが、私には声量もないし音程も取りきれていない箇所が散見されるし伸びないし歌い方もどれも同じようだし、これでは「復活」は無理ではないかと思えました。

 

キイが低いので好きな歌を練習するにはちょうど良いのですが。

好きな歌が収められているのは良いのですが、一言で言えばオリジナルを聴きたくなる録音ですね。

 

 

NHKが悪いと言いたいわけではありませんが、公共放送としてしっかりしてもらいたいと感じます。

 

 

 

 

にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村



nice!(19)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 19

コメント 0

トラックバック 0

この会社まで...春は近づいている ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。