Louis Lot #1375 [楽器]
先日少し触れました THE FLUTE のランパル特集ですが、内容はお読みいただくとして、なかなか見ることができないランパルの金の Louis Lot のクローズアップが掲載されているのを興味深く見ました。
特にバレルの部分の刻印はこの楽器の来歴が刻まれていて、以前記事にしました通りである事が確認できました。
写真は工藤さん提供とあります。
写真では刻印された文字が読めないところがあるのですが、読み取れたところをもとに検索してみると次のページが見つかりました。
https://sites.google.com/site/jeanpierrerampal/as-flautas-de-jean-pierre-rampal
ここに
Homage des membres de la Societé Philharmonique de Shangai à M. Rémusat
とあります。
少々誤りがあるようですが、写真で読み取れる文字で確認しながら補うと
Hommage
des Membres de la
Société
Philharmnique
DE SHANG-HAI
a
M. Rémusat
ではないかと思われます。
M. Rémusat
の部分がやや疑問ですが、一番左は M に見えます。
二番目は P のようにも見えるのですが、レミュザは Jean Rémusat なのでこの部分は謎です。
しかしこのページにあるゴールドフルートの写真、
Fotos da Flauta Louis Lot Gold de 1869 de Jean Pierre Rampal.
とあるのですが、THE FLUTE に掲載された楽器とは明らかに違います。
バレルの部分とリッププレートでそれははっきり分かります。
この写真を拡大してみても文字ははっきりとは読み取れませんが、どう見てもランパルの楽器とは違うようです。
更に画像を探してみると次のページが引っかかりました。
http://www.stjacobsconservatoryofmusic.com/flutelessons.html
ここに掲載されている写真は THE FLUTE のものと同じと思われます。
実物を見る事ができれば良いのですが、それは無理ですねぇ。
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