スコアをチェックする:「精霊の踊り」 [楽譜]
スコアが届いたので早速チェックしました。
A - B - A という構成の A の部分(左)の楽器編成が Flute I, II、Violin I, II、Viola、Cello Solo、Cello & Contrabass、B の部分(右)が Flute Solo、Violin I, II、Viola、Cello & Contrabass となっています。
最初はフルート二本なのですね。
この曲については以前触れましたが、
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2007-02-20
スコアの解説によりますと
初演はイタリア語版で 1762年、フランス語版の初演が 1774年で、B の部分が加えられたのがフランス語版の初演のときです。
フルートの譜面は馴染みのあるピアノ伴奏版とほぼ同じですが、一ヶ所おやと思う部分がありました。
手元にある Also 出版の譜面では3連符なしで 32分音符が均等に並んでいます。
開始位置もこのスコアでは二拍目の終わりですが、Also 版では二拍目の後半と、16分音符ひとつ分出のタイミングが早いです。
実際ピアノ伴奏で演奏する際は、演奏家にもよりますが均等にはやらず、 rit. 気味にやりますのでだいたいこのフルスコアのような感じになります。
やっぱりオリジナルには当たってみるべきですね。
このスコア、音符の数は多くはないので譜面を作るのはそれほど苦労はしないでしょう。
楽器店の弦楽アンサンブルにはコントラバスはないのですが、チェロがあれば大丈夫でしょう。
いつできるかわかりませんが、まずスコアとパート譜を作りましょう。
こんばんは。
3連符というのは初めてみました。数勘定があっているかあっていないかワイン飲んでしまって数えられません。失礼しました。古典派の曲なので、譜面に指示がない限りrit.というのはないとおもいますが。
最初はフルート2本というのもここを見て初めてで、youtubeでもあるようです。
「オルフェオとエウリディーチェ」をwikiでみたら、原作はオウィディウスの「転身物語」とウェルギリウスの「農耕歌」とあって、10代の若いうちにラテン語(他の語学もあわせて)をやればよかったとつくづく思ってしまいました。
by tetsu (2013-03-13 22:23)
tetsu さん、こんばんは。
勘定は合っていますね。
rit. をかけている演奏は珍しくありませんが、使っている譜面に指示があるかどうかはわかりません。
物語の原型は世界各地で見られるようで、日本のイザナミ、イザナギの物語にも似ている部分がありますね。
by センニン (2013-03-14 22:57)
どうもです。
http://imslp.org/wiki/Orfeo_ed_Euridice_(Gluck,_Christoph_Willibald)
でみる譜面では付点四分音符+16分休符に続いています。32分音符は即興的に吹くのでしょうか。なんとなく暗譜していたイメージは四分音符と16分音符のタイ+16分休符(名曲31選など)に続くので、3連符にする必要がありませんでした。失礼しました。
by tetsu (2013-03-16 18:32)
tetsu さん、おはようございます。
拝見しました。
日本楽譜のスコアにはオリジナルについての記載がありませんが、いずれかの出版物などでこうなっているのだろうと思います。
作曲者自身が手を入れる場合もありますね。
by センニン (2013-03-17 07:50)