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「前衛」という名のスピーカー:avantgarde [オーディオ]

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このスピーカーシステムの現物を見るのは初めてかも知れません。

最初の製品の発売は大分前ですが、今でも同じシリーズの商品が売られています。


当時 "Stereo Sound" の表紙にも登場したと思います。

日本での扱いは Esoteric ですね。



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ここに写っているのは "Uno G2"、ホーン二本とアクティブウーハーという構成です。

それまでのホーンと言えばアヒルの嘴のようなものが当たり前でした。

効率が良く、ヴォーカルなどはまことに良いのですが、扱いは難しいですね。


その難しいホーンをこんな形で使うとはまさに前衛です。



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こちらは多分 "primo Ω G2"。

構成はホーン二本とアクティヴバスホーンというユニークさです。

お値段はなんとペアで 9,450千円。

Uno G2 の方は 2,310千円です。


時間がある時にじっくり聴いてみたいですね。


アンプ(パワーアンプ)でこれに比肩するものと言えばスイスの FM Acoustics でしょう。

現在の価格はわかりませんが、2002年の価格改定の記事を見ると

 FM811 MkII:9,600千円

 FM711:6,490千円(2008年のある記事では6,877,500円とあります)

 FM411:3,850千円(日付不明ですが MKII で6,279,000円)

というものすごさです。

外見は非常にすっきりしています。


かつては 611 というモデルもありました。

我が家のは FM611X で、なんでも 50台しか作られなかったとか。

どういうわけか新品とほぼ同じものを格安で変えたので、これは今でも宝物です。


パーツの選別がものすごいのでこんな値段になるとか、毎年値上げしているとか、菅野さんが「何でこんないい音がするのかわからない」とおっしゃったとか、伝説が多々あります。

修理すると音がすっかり変わってしまうとは専らの噂です。


我が家のも電源スイッチの照明が点かなくなっているのですが、こんなことでは修理には出しません。


パワーアンプに触れたので一言書いておきます。

一般の方にはどうでも良いことかもしれませんが、パワーアンプはプリアンプから送られた信号(電流)を増幅する(してスピーカーに送り出す)のではなく、プリアンプからの信号に基づいてコンセントから取り込んだ電流を増幅して送り出すのです。

だから電源が重要なのです。



さてオーディオユニオンで商品を見ていて感じたのは、以前はノイズ源そのものだったコンピュータが居場所を与えられていること、USB インターフェースを使うことが珍しくないことですね。これは PC からの信号を再生するためですね。

ワイヤレスのルーターらしきものもありましたね。


小型のヘッドホンアンプも何種類もありました。

ポータブルオーディオが無視できない存在だと言うことですね。



しかし時代は変わっても Accuphase や mark levinson その他のかつてのブランドは健在という印象を持ちました。

maranz や McIntosh も。


懐かしいものでは YAMAHA の GT-2000 というレコードプレーヤーがありました。

当時の YAMAHA の製品はデザインもよく、憧れでした。

プリアンプ C-2 やスピーカーシステム NS-1000M の時代ですね。

デザイナーにマリオ・ベリーニを起用した製品もありました。

最初に買ったプリメインアンプは CA-1000III でした。

センダストヘッドを採用したカセットデッキも使っていました。


SONY や Technics も良い製品を出していたのですが、見かけませんでした。


まとまりがなくなりましたのでこの辺で。



 

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