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いつかはモーツァルトの四重奏曲 [レッスン]


モーツァルト:フルート四重奏曲第1番・第2番・第3番・第4番

モーツァルト:フルート四重奏曲第1番・第2番・第3番・第4番

  • アーティスト: 有田正広,モーツァルト,ボッケリーニ・カルテット
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2002/06/21
  • メディア: CD



モーツァルトはフルートが嫌いだったか否かというのは終わらない議論かも知れません。
「我慢のならない楽器」という表現が手紙の中にあるのは確かで、それが嫌いであったとする根拠ですが、真意がどうであったかという事になると分かりません。

フルート協奏曲とオーボエ協奏曲のどちらがオリジナルかという問題も、オーボエ協奏曲がオリジナルとする説が有力のようですが、有田正広氏は最新録音の協奏曲集でフルート協奏曲がオリジナルである可能性について言及されています。


新作かどうかという問題になるとフルートにとって重要なレパートリーである4曲の四重奏曲も俎に乗せられます。
1989年の録音であるこの CD のブックレットでは真作であるのは1番と4番だけとしています。
J.S.Bach のソナタ全集の新しい録音では疑作とされる 1031 などは除かれましたので、この四重奏曲も再録音される事があるとすれば除かれるのかもしれません。
1031 が真作でないとしてもシチリアーノが美しい曲である事は確かですので、忘れられる事はないでしょう。


次の発表会ではヴァイオリンと共演する計画ですが、できる事なら次はこの四重奏曲1番に挑戦してみたいものです。時間の制約がありますので取り上げる事ができるのは第2楽章か第3楽章でしょう。
第2楽章がとりわけ美しいのでこれをぜひ取り上げたいと思うのですが、弦楽器は見せ場がないので、もしどなたかが共演してくださるとしてもお願いするのに気が引けます。


有田氏の演奏のほかシャロン・ベザリー、ランパル、パユなどをこれから聴き込んで練習しておきます。
ベザリーは MURAMATSU、ランパルは多分ヘインズ、パユはブランネンを使っています。
ランパルは旧録音の方が良いという意見もあるようですが、共演陣が豪華です。
パユの音は例えようもないくらい美しいですね。共演のアンサンブルも音色も素晴らしいです。
ベザリーはまだ聴いていませんので、機会がありましたら次に取り上げるときに触れます。


ひとまずピアノ伴奏版の楽譜を購入しました。
オリジナルのベーレンライター版も今度のお休みに買いに行きます。
嫌いだったらこんな美しい曲がかけるはずがない、と信じたいです。


ついでに山野楽器に行ってまた頭部管を試奏する予定です。
パユの音があまりに素晴らしいので同じメーカーの頭部管を試してみます。
新品だと 14k で100万円を超えるものすごい値段です。
幸い銀製と 14k の中古があるようです。

YAMAHA か Altus に合うかどうかは合わせてみないと分かりません。
YAMAHA なら銀製、A;tus なら 14k を合わせたいところですが、銀製ならともかく 14k が気に入ってしまったらどうしようかと今から気を揉んでいます。




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