終わり良ければ... [レッスン]
アタックやタンギングなど、音の出だしは誰しも気をつけます。
レッスンでも皆さん経験なさることでしょう。
しかしお手本の演奏の数々聴いていると、音の終わり方が巧みであることに気付きます。
音の一つ一つが実に丁寧に演奏されています。
音の表情は全部が同じではありません。
終わり方にこそ表情があります。
霧が晴れるような消え方、思い切るような唐突な終わり方、未練を残すような終わり方。
次の音を予感させるような止め方。
これは実に難しい問題です。
しかし、ここにこそ良い演奏とそうでない演奏の分かれ目があるのです。
言葉も、最後が大事。
これを演奏に生かすためには基本的なこと、お腹の支えや口の形、息のコントロールなどが出来ていなければなりません。
p の箇所は必ずしも音量を小さくしなくても音の表情を工夫することによって表現することができます。
ここで書いているだけでなく、ひと月後の発表会に向けて実践しなければなりません。
今夜もこれから練習です。
細かいニュアンスを聴き取るには再生装置が重要です。
やはり何と言ってもスピーカー。
次にアンプとプレーヤーでしょうか。
ケーブルや電源の質や部屋に言及するようになるとマニアです。
同じディスクが全く違う聴こえ方をしたとき、それが泥沼の入口なのです。
写真は B&W という英国のメーカーのスピーカーです。
アビーロードスタジオでもこのメーカーのスピーカーが使われています。
ちなみに、壁はコルク張りですが、効果は期待外れでした。
こんにちは。
音の表情ですね?
仰る意味、わかります。
ピアノも小さく吹けばいいわけでもなく。
終わり方、考えて演奏したいと思います。
by ぴっころ (2007-10-25 17:52)
ぴっころさん、こんばんは。
フルート歴の大先輩であるぴっころさんには自明のことでしたね。
上手い人が落語の高座で蕎麦をすする真似をすると、本当に蕎麦を食べているように見えます。
悲しい曲、嬉しい曲、厳かな曲、優雅な曲、聴いている人に本当にそうだと思ってもらえるような演奏がしたいものです。
by センニン (2007-10-25 21:03)