ひとまず譜面はできました。








オケのスコアと他の譜面とも比較して作っています。


先日も触れましたがオケのスコアでは写真の1小節目のトリルの後に複後打音がありますが、フルート独奏用のアレンジでは次の音符の複前打音になっています。


スコアでもオブリガートのクラリネットはトリルではありませんが三拍目の頭の複前打音になっています。


ピアノ伴奏譜も同じ扱いです。


 


またこれに続くフレーズはフルート独奏用のアレンジではフルートが吹きますが、オリジナルのオーケストラではイングリッシュホルンです。


 


YAMAHA で単売しているアレンジではフルートは原曲そのまま、ピアノ伴奏はハープをほぼそっくり移植したものになっていて少々ものたりなく思えてしまいます。


 




そしてこのフレーズ、原曲とは一つ音が変えられています。






これは作った譜面ですが、三連符の二つ目、オケではイングリッシュホルンが C E(実音)であるのに対し ALSO の譜面では G、DOREMI の譜面では E♭ になっています。


どちらもこの箇所の和声の中の音ですが、元々がフルートのフレーズではないので演奏効果を考えてそうしたのかもしれません。


作った譜面ではカッコ付きで両方を入れています。


 


※ ’21.5.16 追記


 


イングリッシュホルンの譜面を読み違えていましたので訂正しました。


 


以前アップしました譜面の一部と再生したファイルを再度掲載します。


8年半前のものですが、今聞くと少し手直ししたい箇所もあります。


コーラスはオリジナルはもちろん歌ですが、女声と男声の “アー”を使っています。


 


再生は弱音(pp)で始まって ff までありますので再生なさる場合は音量にご注意ください。






Habanera2n.mp3