昨日と今日、12月の件でちょっと打ち合わせを行いました。

そのとき持参した楽譜を見ていたらおや、と思うことがありました。



これはドレミ楽譜出版社の「フルート名曲31選」に収録されたグノーの「アヴェ・マリア」ですが、ヘ長調になっています。


巻頭の解説では特にその点については触れていません。

音符を追ってみますと、第二オクターブの A から始まり、最も高い音は第三オクターブの A です。

矢代さん編曲の音楽之友社の譜面などの原調(ハ長調)では第二オクターブの E から始まり、最高音は第三オクターブの E ですが、矢代さんの編曲では後半は途中までオクターブ上げられているので第三オクターブの A が出てきます。


ヘ長調版では輝きのある音域が使えるかもしれませんが、初心者にはきついかもしれませんね。




同じ曲集のこの曲、普通は「精霊の踊り」とされています。

「妖精」でも良いのかもしれませんが「妖精の踊り」というバッツィーニ作曲の別の曲がありますので「精霊」の方が良いかも知れませんね。


この曲のタイトルについては以前触れました。

http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2007-02-20


このようないわゆる名曲集はどうしても収録される曲が同じようなものになってしまいますが、伴奏の違いの他に音が違ったり小節数が違ったりという違いがあることがあります。

http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2010-06-28



どちらも 12月の候補曲です。

今日聞いたところでは出演は7名になり、フルートは3人のもようです。

チェロが一人らしいです。

ギターが一人。

ピアノが二人。

前回のホルンは今回はなし。


合わせは来月に入ってからですね。

期待と不安、です。





 


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