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声楽用の楽譜は... [楽譜]

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声楽には縁がなく、楽譜を見ることもあまりなかったのですが今回入力作業などをする中で、ある事に気づきました。

上は "Habanera" のカルメンのパートですが、音符が繋げられず一つ一つが独立しています。

器楽用の楽譜ですとその下のチェロのパートのようにひとまとめに結ばれます。

これを「連桁」と言います。


なぜなのでしょう?

昔からそうなのでしょうが、門外漢には不思議です。





 

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コメント 4

IWARIN

こんばんは。
声楽の楽譜は確かに音符が連桁で結ばれない場合がほとんどですね。
歌詞との関係でそうなっているのだと勝手に思い込んでおりました。
by IWARIN (2012-10-23 23:35) 

すとん

 単純に、連桁の時と、そうでない時では、歌い方が変わるからです。作曲家も、そのあたりは結構気を使って書いてますよ。その多くは、言葉、それも母音をどうつなげていくかで連桁にしたりしなかったり、タイやスラーを使ってみたりと変わっていきます。アジリタで歌う時などは、連桁が延々と続いたりします。カデンツァも、聞かせ所の多くは連桁で記譜されますね。

 楽器には母音がないので、細かな音符は連桁にして、拍ごとにまとめた方が見やすいので、そうされるだけじゃないのですか?


by すとん (2012-10-24 12:28) 

センニン

IWARIN さん、こんばんは。
確かに歌詞との関連があるようです。
連桁やスラーは器楽の譜面とは異なる意味で使われているようです。
歌が原点ですから、こうしたことも知っておいて良いかもしれませんね。
by センニン (2012-10-24 21:43) 

センニン

すとん さん、こんばんは。
お待ちしておりました (^^)
さすがのコメントです。
この "Habanera" でも確かに連桁の箇所もあります。

連桁にすると見やすいという点は確かにそうで、最初に違和感を覚えたのも拍を掴みにくいと感じた点でした。

先日質問を受けたとき、管楽器と弦楽器という構造も発音の仕方も音楽の作り方も全く違う楽器を教わることは演奏の上で確実にプラスになるという意味のことを答えたのですが、音楽の原点である声楽のことこそ知らなければならないのかもしれませんね。
by センニン (2012-10-24 21:52) 

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