ヤグルマギクの仲間のようです。
ドライフラワーにしても良さそうです。


さて昨日の記事の続きです。
最近は機会が減りましたが、昨年の今頃はフルートの試奏をあちこちでやっていました。
そんな中、新宿の某楽器店である楽器を二度ほど試奏しました。
強く惹かれるものがありましたが、迷っていました。
そのお店では Sさん、Aさん、Kさんといったフタッフの方がいつも対応してくれるのですが、その時の担当は Aさんでした。
二度目の試奏の後、ある日のお昼休みに携帯電話に電話がありました。
内容を聞くまでもなく、どうでしょうかというお話であることは想像がつきます。
案の定そういう内容でしたが、次の土曜に行きますと話しましたところ、その日は Aさんはお休みとのことでしたが、ぜひにという気持は伝わりました。

当日足を運び、結局買うことにしました。
帰り際エレベーターを待っていますと、社長さんがおいでになり、名刺をいただきました。
そこまでは良かったのです。
この楽器店には以前はとても良い印象を持っていました。
応対は良いですし、話しかけられる時は必ず名前を呼ばれるのです。

しかし以前楽譜の棚に表示された楽器名の誤りを指摘してもずっと直されないままだったのを見てちょっと意外だという印象を持ちました。ほぼ同時に銀座の某楽器店では指摘した誤った表示がすぐ全て直されたのと対照的だったので余計印象に残ったのです。


ところで次の日もその次の日も電話は鳴りません。
電話を掛けなければならないということはないでしょう。
しかし事前に電話を掛けてきた Aさんは出勤されているはずですし、楽器が購入されたということも知っているはずです。
一言くらいは電話があるだろうと予想していたのです。
大げさな挨拶はいらないのです。ひとこと「ありがとうございました」だけで良いのです。
しかしとうとう電話はありませんでした。


これは昨日の本を読む前のことです。
あの本を読んで、やはりそうあるべきなのだという気持を強くしました。

それまで良い印象を持っていたこの楽器店の対応が、心からのものでなく会社の方針に従っているだけだったと思えてしまったのです。
とても残念です。

まことに信頼を得るのは難しく、失うのは容易いのです。

明日はこれとは対照的な実例をご紹介します。