先日購入した楽譜を読んでいますと、初めて見る資料からの抜粋が載っていました。





当初はマリアはベースとなった「ロミオとジュリエット」と同じように自殺する構想だったというのです。

実は今回映画を観ていてオリジナルだったらマリアも死んでいるなと思い出していたのです。


しかしリチャード・ロジャースが「マリアはこれだけのことが起きたのでもう死んでいるのだ」という意味のことを助言したそうです。

リチャード・ロジャースが関わっていたことは今までの資料ではわかりませんでした。





また、「Something's Coming」は最後に書かれたとあります。

これはトニーという人物を表現するものが足りないとして、アーサー・ローレンツが書いた脚本を元に最後に書かれたそうです。


今回映画を観ていてこの点もちょっと引っかかっていました。

あの場面で急に「何かが起こる」と予感するのがちょっと唐突かなと思ったのです。

まあミュージカルだからと言ってしまえばそれまでですが、ダンスパーティーには行かないと言っていてリフが帰った時点でもそうだったのだろうと思うのですが、急に何かを予感するのです。


いい資料でした。