このところ以前入手した Uebel を使っています。








頭部管はオリジナルではなくて以前取り上げました FluteMakers Guild 製です。


ルーダルカルテの職人が設立したメーカーです。








葉巻型と呼ばれる他にない形状です。








クラリネットが有名ですが、フルートも評価を得ています。








反射板の先でカットされたような形状で、頭部管の長さも通常より長く作られています。










Eメカもキーカップを直接押さえる独自の構造です。








Aisレヴァーも可愛らしい形です。








左手親指周りも独特の形です。








キーカップも他にない形です。






 


右手小指周りも。


 


音色は木管に近いですが、 Isidor Lot ほど飛び抜けてはいません。


操作性や音の切れは普通の金属の楽器に近いです。


 


難点を言うならアルミ(合金)でありながら足部管一体型なのでかなり重くてハードケースに収納した状態でも長いことでしょうか。


 


 


以前も書きましたが、複数の同じタイプの楽器と比べた時この個体が一番結果が良かったのですが、それは多分頭部管のおかげです。


 


ルーダルカルテは Boosey & Hawkes に製造部門を売ってしまったのでそれ以降のこのブランドの楽器は別物と思わなければなりません。


そしてその時辞めて FluteMakers Guild を作った五人の職人たちは極めて優れた腕の持ち主だったということが言えます。


 


 


このブランドの楽器に出会ったら検討する価値ありです。