少し時間が経ってしまいましたが、先日新大久保の初めて訪れた楽器店でメーニッヒを二本試奏しました。


上が Moritz Max Mönnig、下が Otto Mönnig です。


お店は大久保管楽器店です。


 


 



 


 


リップップレートは両端が少し持ち上がっている形状です。


 


 








Moritz Max Mönnig の足部管です。


ドイツ管らしいデザインです。








この楽器がユニークなのはお店の商品説明にもありますが足部管に小さなトーンホールが一つ余計に開けられていることです。










連動のためのレバーが胴部管から伸びています。








左手人差し指のキーに連動します。








私の Otto と同じような部品が付属しています。


 








 


G/Aトリルキー を備えています。


 



















リッププレートはストレートです。


 







こちらは変わった点はないのですが、キーのデザインがまるで Louis Lot です。


足部管が交換されている様子はありません。








さてこの二本を並べてみるとちょっとした違和感があります。


 M. M. の方の C# と C のトーンホールの間隔が狭いように見えるのです。


多分その隣に開けられた小さなトーンホールの影響だろうと思います。


 


お店ではこれは連動を解除して開かないようにすることもできると説明しています。


吹いてみると響きにこれが影響していると思えるので開かないようにした方が良さそうではありますが、トーンホールの間隔がこのようにノーマルなものと違うとすると開かないようにしてしまった場合音程に影響が現れそうです。



 


お値段は DAC でも山野楽器でも M.M. の総銀は50万円台なのに対しこちらは洋銀でトーンホールはソルダードで 17万円(税別)なのでまあお買い得ではありますが、よく考えた方が良さそうです。




1970年代でハンドメイドです。


 


Otto の方は純度不明ながら銀製で、ソルダード。


 


12万円(税別)なのでかなりお安いですが、リッププレートは国産のものに取り替えられているということです。1930年代。


 


お店のスタッフの方のお話では Otto はホルンなどの他の楽器の方がよく知られていて、総合楽器メーカーだとのこと。


 


ことによるとこのモデルは OEM で他社が作っているかもしれないとのことでした。








こちらのお店では大変珍しいことに和楽器(の中古)を扱っています。


 


自分の Otto が調整から上がっているはずなので持ってもう一度行ってみようかと思います。