公開時間が拡大したとのニュースもありましたし、観覧の申込をしてみました。


当たるでしょうか?


 


 


写真は以前アップしたお父さんのリーリーです。


 


 






さて先日の三連休では久しぶりに小ホールを借りて昔の映画を楽しみました。


大画面なのでブルーレイです。








 


この頃の映画はほぼ二時間ぴったりですね。


二本観たところで残り時間が少なくなりました。











こちらの二本も用意して行ったのですが、次の機会にします。


4本とも音楽が素晴らしい映画です。


 


『太陽がいっぱい』はパトリシア・ハイスミスの原作を映画化したものですが、トムが依頼を受ける場面がカットされ、結末も変えられています。(原作では完全犯罪)


原作も読みました。


ニーノ・ロータの音楽が素晴らしいですが、解説によればロータはルネ・クレマンとの仕事にあまり良い感情を持っていなかったらしいです。


ルネ・クレマンはこの7年前の ’52年に『禁じられた遊び』を撮っていますが、これも言うまでもなく音楽が素晴らしいですね。


『禁じられた遊び』はリバイバルで映画館で観ましたし、原作の角川文庫は複数冊買って10回以上は読みました。


 


 


『ロミオとジュリエット』は TV で観たような気もしますが、映画館では観ていません。


これも音楽はニーノ・ロータで、テーマ曲 “A Time For Us” が実に美しいですね。


 


当時主演の二人(レナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセー)の若さと美しさが評判になりましたが、シェークスピアの原作では若いんですよね。



 




『ある愛の詩』はヒットしましたね。


公開時に観ました。


今観ると展開が早く感じられるのですが、いくつかの場面はよく憶えています。


サントラの LP を買って何度も聴き、楽譜も買いました。


原作はエリック・シーガル。


原作も読みました。


 


Wikipedia によればエリック・シーガルは『イエロー・サブマリン』の他いくつかの脚本を書き、当初この映画の元となった脚本も書いたそうですが、人の勧めにより小説化したものがベストセラーになりました。


実話が元になっているそうです。


 


今はこのような映画は作ることはできないと思いますが、音楽は今でも色褪せていませんね。


 


フランシス・レイにとっては『白い恋人達』とともに代表曲と言えるでしょう。


 


 


ライアン・オニールは後に『ペーパー・ムーン』で娘と共演していましたね。


 


 





 








ところで『太陽がいっぱい』のクレジットを見ていたらおや?と思いました。


MUSIQUE DE NINO ROTTA とあります。クレジットでも Rotta となっていました。


 


 


写真は封入されていたブックレットのものですが、公開当時のポスターのようです。


 






 

こちらはディスクのパッケージの裏ですが、やはり ROTTA ですね。

当時はそう表記したのかとも思いましたが、検索しても Rotta という綴りは一つも出てきません。




『ロミオとジュリエット』にはブックレットは入っていなかったので再生してみないと確認できません。


今のところどうだったのかはわかりませんが、もし間違いだったとしたら、もともと快く思っていなかった監督に対してさらに悪い感情を持ったかもしれませんね。



 


『ウェスト・サイド物語』は説明の必要もないと思いますが、バーンスタインの音楽は傑作です。

知る人ぞ知る話ですが、バーンスタインは作曲はしましたが、オーケストレーションを始めとする編曲は他の人が手がけています。


 


“Tonight” が一番有名ですが、最高の傑作は “Maria” ですね。


 


この映画は当初別の形で構想されたものの長い間日の目を見ず、形を変えて現在の形になりました。


 


『サウンド・オブ・ミュージック』と同じロバート・ワイズ監督ですので冒頭の上から降りてくるカメラの視点がよく似ています。


 


 


次回の二本立てが楽しみです。