以前かなり古い初代の MURAMATSU をご紹介しましたが、


http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2015-04-22


こちらはそれより新しいものですがやはり初代のものと思われます




ケースはオリジナルのようで、ちょっと開けづらいもののしっかりしています。




1953 と刻印があります。


製造年ではないかと思われます。


MURAMATSU が生産一万本を達成するのが 1956年です。




リッププレートは馬の鞍のような形ではなく、凹みは少ないです。





歌口はスクエアで大きめです。




ハーフオフセット、カバードです。





調整ネジです。






今はこういう風には作りませんね。




巻管ですので合わせ目が確認できます。






バッタは現在と同じシステムになっています。




クラウンはあまり変化がないようです。





座金は使われていず、キーポストは直付けです。




カーリングの技術はまだありません。




以前の初代と同じように 1 の刻印があります。





ケースカバーもオリジナルではないかと思われます。



吹いてみますと、ムラなく鳴り、音色もまろやかです。

日本のフルートはいつ頃このような音色を失ってしまったのでしょうか。



しっかり調整して使いたいと思います。







にほんブログ村