オリジナルの演奏を改めて聴いてみたのですが、通奏低音の扱いが様々であることを改めて認識しました。




スコアには Continuo(通奏低音)とあって、楽器の指定はありません。


数字は付いていないのでチェンバロを加えない演奏もあります。





コープマンの新盤はチェンバロなし。


組曲第二番のソロはトラヴェルソでハーツェルツェト。

 

 

 

リヒターはチェンバロを入れていますが、和声をつけていません。

第二番はモダンフルートのニコレ。

 

真面目そのものの演奏ですね。

 



一番趣味に合うのがクイケンですが、リズムの取り方がずいぶんかっちりとしているなあという印象です。


通奏低音はチェンバロを入れて和声をつけています。

 

トラヴェルソはもちろんバルトルド・クイケン。

クイケンは有田さんの先生です。

 

舌を巻いてしまう演奏です。




チェンバロを入れるかどうかは演奏者の判断ですが、フルート二本とピアノに編曲した私の楽譜ではチェンバロ風に演奏するように作ってあります。


チェンバロやピアノ、ギターや打楽器は一旦音を出したら音を大きくすることができません。


必要な場合は連打やトレモロで対応するわけですが、管楽器や弦楽器のように音量をだんだん大きくすることはできません。


 


Air のようなゆっくりした曲をピアノだけで伴奏する場合は弦楽器(この曲の場合はヴィオラ。フルート一本にする場合はヴァイオリンII も)のパートはそのまま移すと弦楽器のように音を持続させることができません。


そこでアルペジオにしてみました。


 


できればピアノでなくチェンバロでやってみてほしいです。


ギターでも良いかなと思うのですが、ギターの譜面は書けないのでひとまずピアノ用で。

 

 

明日は母の通院の日なので朝の更新はお休みします。

午後は久しぶりの演奏会にお出かけです。






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