X-Pro2 と XF16 - 55mm にて。
抜けが良くて、予想しなかったような画像が撮れます。
日曜に東京駅に行かなければならなくなったのは、快速電車に忘れ物をしたからです。
忘れたことを思い出したのは東京発君津行きの快速電車を千葉で降りて成田線に乗り換え、都賀駅で千葉都市モノレールに乗った後でした。
グリーン車を利用したのでどの車両のどの座席に忘れたのか特定できたので、まず JR東日本の HP にあるセンターに電話しましたが、その時点ではまだ電車は走っている途中で、遺失物の登録はありませんでした。
電話口で最寄りの駅にも届けておくと見つかった時に連絡がもらえると教えていただきましたので、都賀駅に行って相談しました。
電車が君津駅に着いた直後でしたが、途中の駅でもまだ登録はありませんでした。
グリーン車は座席の向きを変えますので忘れ物があればその時に気づくはずと言われ、その電車が東京に向かって発車する直前にまた確認してみると言われたので待ちました。
この時点では見つかるだろうという期待がありました。
物騒な世の中ですので、見覚えのないものにはやたらに手を触れないだろうと思うのです。
所定の時間になって再度都賀駅に行きましたが、その場で再度確認してもらったところ、何とそれらしいものはなかったというのです。
座席の向きを変える際には必ず見るので、と駅員さんがおっしゃるのですが、確かにそのはずなのでここで見つからないというのが信じられない気持ちです。
君津駅の話では清掃担当の方に確認したところ、なかったという返事だったと。
誰かが持って行ってしまったのだろうか、困ったなという思いを抱えて帰宅し、翌日を迎えます。
寝る時も起きた瞬間もそのことが頭を去りません。
いつものように撮影して画像を選んでいるころ、電話が鳴りました。
都賀駅からで、探していた荷物が東京駅に届けられているとのこと。
グリーンアテンダントさんが気付いてくれたとのことです。
こうしてようやく見つかり、JR東日本さんには感謝あるのみですが、ここで待てよ、と思ったのは、なぜ君津駅で発見されなかったのかということです。
「なかった」と報告されたというのです。
誰にも気づかれず、東京駅まで戻ってしまったのです。
君津に向かう時も千葉駅でかなりの人が降りましたし、君津から東京に向かう電車には乗る人は少なかったでしょう。
そして、もし誰かの目に止まったとしても誰も触ろうとはしなかったのでしょう。
ううむ、これがもし危ないものだったらどうなるのでしょう?
荷物が戻ったのはとても有難いことですが、この一連の経緯は旅客業としてはまずいことなのではないでしょうか。
君津駅で本来は発見されるはずなのです。
なぜ「なかった」と報告されたのでしょう?
東京駅の「お忘れ物承り所」は日本橋口方面にあります。
もう一ヶ所あるそうですが、総武線はこちらが扱います。
この左方向です。
この右手です。
荷物の特徴や中身は届けてありましたので、中に所有者を示すものがなくてもすんなり返してもらえました。
電話で連絡をもらった時に番号を聞いてありましたので、窓口でその番号や住所、名前等を記入します。
個人情報の問題もありますが、連絡先だけでも荷物に入れておくと良いかもしれませんね。
動産保険をかけておいても、置き忘れの場合は免責されます。
以前フルートの場合などは購入したお店や教室の先生の名刺などを入れておくという方法を聞きました。
荷物はしゃべりませんから、こういう工夫もいいですね。
以前、飼っている鳥に住所などを教え込んでおいたら、迷子になった時にそれを喋ったので飼い主の家が分かった、という話がありました。
忘れないのが一番。
席を立つ時は一度振り返りましょう。