今日の日経新聞「交遊抄」にモーツァルトの「クラリネット協奏曲」との出会いが語られていました。
10年前に生で聴いた翌日に楽器を買いに行かれたというのです。
その方は国家公安委員長の 古谷 圭司 さんです。
それを読んで私の出会いを思い出しました。
生ではなくて朝の通勤途上で NHK FM から流れたこの曲を聴いた時、初めて聴いたような気がせず、すぐ好きな曲になったのでした。
古谷さんは昨年サントリーホールの舞台に立たれたとか。
毎朝早朝に一時間半練習されているそうです。
私のフルート歴はまだ 10年にはなりませんが、まだまだ人前ではモーツァルトのコンチェルトも四重奏曲も吹けません。
クラリネット協奏曲よりホルン協奏曲に先に親しみました。
初めて買ったレコードがカラヤン指揮のデニス・ブレインの演奏でした。
幸福な出会いです。
これ以上の演奏には未だに出会いません。
クラリネット協奏曲の方はやはりカラヤンでカール・ライスターでした。
ライスターは何度も再録音をしていますが、印象に残っているのは群馬交響楽団との共演です。
オケの方はコメントする事は何もありませんが、ライスターは輝いています。
写真の CD はリチャード・ストルツマンですが、テクニックはストルツマンの方があるのかもしれませんが、音色はライスターですね。
ライスターの楽器はフランス式でなくドイツ式(エーラーシステム)の WURLITZER で、演奏は難しいのだそうですが、それがあの遜色を生み出しているのでしょうね。