今手元にちょっと変わった頭部管があります。




リッププレートとクラウンは香木の一つ沈香。

歌口の白い部分はカバの牙。





香木は大きく分けて二つあるそうで、一つはそのままで良い香りがする「白檀」、もう一つが熱すると香りが立つ「伽羅」です。

伽羅は沈水香木略して沈香とも呼ばれ、東大寺正倉院御物の蘭奢待が有名です。


写真は撮りませんでしたが、反射板とコルクに相当する部分が水晶でできています。



加工はとても丁寧です。

歌口の形がかなり個性的で吹きこなすのは難しそうです。

これをネットオークションに出品したのは宮崎市の方ですが、実際に製作しているのは別の方ではないかと思われる点があります。


相原さんの楽器に取り付けようとしましたが、きつくて無理でした。

FMC フルートマスターズにはぴったりでした。


表面の仕上げなど少し疑問があるので現在問い合わせ中ですが、回答次第では返却するかもしれません。

外見は気に入っているので手元に置きたいのですが、回答次第です。




 


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