チェロの駒です。

ヴァイオリンと同じように高音側が少しなだらかになっています。




こう見るとよく分かります。




こちらがヴァイオリンです。




チェロですが、弦に対しては直角になっています。


ところがギターはそうではないのです。




弦が直接触れている横長の白いパーツがサドルと呼ばれるパーツです。

このギターでは正面から見て水平ですが、




こちらは右に向かってあがっています。
高音側の弦長が短いことになります。



これはまたほぼ水平です。


 

こらはまた少し右上がり。

 

 

 

低音側4本と高音側二本に分かれていてその傾きが大きいです。

 

 


こちらは傾きは同じくらいですが分かれてはいません。



少し下から見ると高音側二本が低くなっています。



これは直線で右上がり。



エレキギターも見てみます。
弦毎に調整でき、傾向としては右上がりです。



こちらはベースギターです。

これらの理由について楽器店でも明確な説明が聞けませんでした。

フレットはいずれも水平に打たれていますが、サドルがこの写真の方向で上にあるということは弦長が短いということになります。

オクターブ上の音が鳴るのは弦長の 1/2 の位置を押さえた時です。
ヴァイオリンやチェロのようにフレットがないならば押さえる位置は調整できます。
しかしギターのように(リュートもそうでしょうが)フレットが水平に打たれていていると、サドルが例えば最低音の弦の位置に対して 1cm 上にあるとすれば弦長がそれだけ短く、オクターブが鳴る位置が相対的に高音側(ブリッジ側)に近くなっていることになります。

しかしこれで実際に鳴る音は合っているのです。
なぜなのでしょう?
不思議です。





 


にほんブログ村