Guo の New Voice Flute は見た目がユニークですが、何気なく普通のフルートと並べてみたところ足部管が長い事に気がつきました。
真横から見ると明らかに長いです。
開口部も金管楽器のベル程ではありませんが広がっています。
アイハラさんに訊いてみると内部も広がっているのだとするとトーンホールの位置も異なっているはずだとの事でした。
そこでサイズをチェックしてみる事にしました。
比較に使用したのはアイハラさんの楽器です。
どちらも H足部管です。
今まではグラスファーバー製の円形の精密目盛りのついたものを使っていましたが、20cm まで測れるタイプのデジタルノギスを買ってみました。
ソーラータイプもあるようですが、これはボタン電池を使用します。
任意の箇所でリセットできるので差を測るときなど便利です。
測定値の外部出力にも対応しています。
まず足部管の全長は
Guo(以下 G )が 174.28mm
Aihara(以下 A)が 166.39mm
外径
G : 24.01mm、最大部:26.56mm
A : 19.81mm、最大部:21.82mm
内径
G : 18.97mm 胴部管との接合部、終端部共
A : 18.96mm
胴部管との接合部から
1 2 3
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トーンホール1の左端まで及び右端まで
G : 46.59mm、62.39mm(15.80mm)
A : 45.96mm、62.18mm(16.22mm)
トーンホール2の左端まで及び右端まで
G : 80.03mm、95.41mm(15.38mm)
A : 78.41mm、96.32mm(17.91mm)
トーンホール3の左端まで及び右端まで
G : 115.98mm、131.60mm(15.62mm)
A : 113.81mm、131.15mm(17.34mm)
となりました。トーンホールの内側を計測しています。
キーを外さないと正確な測定はできませんので厳密な数値ではありません。
トーンホールの大きさも違いますのでそれも考慮する必要があります。
全長は確かに長いですが、内径はどちらもほぼ同じで予想に反して Guo の New Voice は開口部も同じでした。
開口部がクラリネットなどのように広がっていたらどうなるのでしょうか。
ストレートなのはフルートだけです。
フルートは開管、クラリネットなどは閉管という違いはあります。
今度相原さんと検証してみたいと思います。