最初に訂正しなければなりません。
昨日の記事でこれを「ミルニュイ」と書きましたが、こちらは「マッセナ」というシリーズです。
お詫びして訂正致します。

このシリーズはいかにも現代的でシャープでクリスタルガラスの魅力に溢れていますが、特筆すべきは大きさの異なる何種類かのワイングラスやシャンパンフルートなどどれをとっても非常にバランスの良いデザインであるという事です。




真上からのショットです。
まるで花のようです。
足元まで施されたカットがこのデザインを生み出します。
計算され尽くしたカットですね。




陶磁器にはないガラスの魅力、それは透明である事です。
周囲に施されたカットは手前のカットと向こう側のカットとが一体になって複雑で美しい光を見せてくれます。




角度によってはプリズムのような効果で虹の色が見えます。






シャープでクリアでともすると冷たいイメージになりそうですが、絶妙のカーヴが生み出す柔らかさがそれを中和し、透明感や光沢、屈折した光などが一体となって「王者」とも称される Baccarat の素晴らしさを伝えてくれます。

これに赤ワインを注いだらどう見えるのか、ぜひ試してみたいと思います。