最近三脚はあまり売れないのではないかという印象があるのですが、聞くところによるとこの Leofoto などはかなり力を入れて展開しているようです。


ヨドバシに行っていろいろ見ていると主流は自由雲台ですね。

そして三脚本体は軽量なもの。


しかし、軽量なカメラならいいのですがある程度重量があるものになると共振の心配もあるのである程度の重量は必要です。

雲台も今は多くはプラスチックが使われていて動かした時の感触もスムーズでないものが多く、なんだかなあという感じです。





そんな中いいなと思うのは例えばこの GITZO の3Way フルード雲台です。





今使っているのはこれなのですが、これは素晴らしいです。

ただ、3Way ではありません。






まあ水平がきちんと取れればこれでもいいわけです。






自由雲台は使っている人が多いのでしょうが、緩めるとどちらの方向にも動いてしまうというのは自分の使い方には合わないのです。





この雲台は現行製品の中ではかなり高価な方ですね。





もう一つ目についたのはこちらです。





締め付けた後でも微調整ができるのがとてもいいのです。





これはなんと上の GITZO より高いです。


三脚は立てた状態でカメラを乗せる雲台がきっちり水平になっていない状態でパン棒などで調整してしまうと水平方向に回転させたときにカメラが水平でなくなってしまいます。


ところでデジタルカメラでは三脚使用時は手ぶれ補正を OFF にするのが常識らしいのですが、カメラを扱っているベテランに理由を訊いてもすっきりとした答えが得られません。

大体手ぶれ補正は振動を打ち消すような働きをするものではないのでしょうか?

だから元々静止しているはずの三脚に固定したカメラでは補正が ON になっていても何も問題はないはずではないでしょうか?


そこで調べてみるとシャッターの振動に三脚が共振する場合があるようなのです。

この共振は手の動きとは異なるものなので手ブレを打ち消す機構では対応できないということのようです。

なので電子シャッターならそいうことはないわけです。

共振するといっても全てのケースでというわけではなくてそういうことが起こり得るということらしいです。


なるほど。


理由を知っていれば適切に使うことができますね。


先日書いたかもしれませんが X-T5 などのピクセルシフトマルチショットでは8回撮影したうちの5回は一枚の画像を生成しようとしたときにエラーになりました。

FUJIFILM のサポートに訊いてみますと、道路を走る車の振動などでも影響を受けるということでした。

確かにその時は道路のすぐそばの木造の建物の2階で撮影したのでした。


そういうわけでこのご時世にあっても三脚は重量のあるしっかりとしたものを使いたいと思うのです。