フルートを習い始めるとまず教わるのは持ち方です。

「三点支持」と言って、リッププレートと口(顎)、左手人差し指の付け根、右手親指の三点なのですが、

楽器を持った左手の付け根を手前に引いてリッププレートを下顎に押し付けるようにし、右手の親指で反対側に押してバランスを取るというもので、持ち方の基本です。

基本と言いますか鉄則と言いますか、私も最初にそのように教わったのでその通りにやってきました。


しかし N響の神田さんは以前から右手は親指を楽器の下側にして、人差し指と親指でガッkを挟むように持つとおっしゃっています。





これだけならどちらでも良さそうですが、




最近ある音の発音に問題があると言われてしみじみ手を見てみますと、トーンホールが完全んふさがらずに隙間ができているのではないかと思われました。


そこで最初は楽器を前に指すようにして手の角度を変えて薬指がキーの真上になるように気をつけていたのですが、




それだけでなく右手親指の位置の問題もあるのではないかと考え始めました。


先生に訊いてみますと挟むように持っているということですし、他の方に訊いてもそうでした。





で、以前購入してたまに参照している本の表紙を見るとなんと挟むように持つイラストが使われているではありませんか。






フルートの正しい指使い [改訂版] (図解でわかる)



  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社

  • 発売日: 2018/10/30

  • メディア: 楽譜




 

持ち方を変えると手首が下がり、薬指も手前に来ます。

 


教則本にも三点支持は書いてありますし、これまで何も疑いを持たずにやってきましたが、実際は鉄則というわけではないのですね。

 

今頃気づいたというのもなんだかなあという感じです。