これまで半年ほど YAMAHA の古い総銀のハンドメイドと 相原さんのブランドの一つ Kaorimo の管体銀のハンドメイドを使っていましたが、また FMC フルートマスターズの総銀に戻りました。





たまに他の楽器を使ってみるとこの楽器の良さも再認識できます。





一日使ってみたくらいではわからないこともあります。





リッププレートの彫刻も管体の刻印も手彫りです。



先月久しぶりに買ってみた Band Journal はフルートの特集で、その中では販売店として山野楽器本店が登場するほか各メーカーも取り上げられているのですが、 YAMAHA のところでは

 以前は一人が一本を作り上げるのがハンドメイドであったが今はそうではない。

 一人が一本を作り上げる方式だとその職人の個性が強く出るが YAMAHA としての統一された個性が希薄になる

というような意味のことが書かれていました。

https://www.fujisan.co.jp/product/1281679625/b/2213757/

やはりそうなのですね。


FMC フルートマスターズ は YAMAHA から独立した三人が立ち上げたメーカーなのですが、15周年記念として作られたイニシャルモデルで、製作者のイニシャルが刻まれていますから古くからの YAMAHA のハンドメイドのような楽器です。


フルートを習い始めてすぐの頃には鳴らすことができなかった FMC は数年後は一番吹きやすい楽器という印象に変わっていました。


暫くぶりで息を吹き込んだこの楽器は以前は強く感じていなかった滑らかさがあります。

YAMAHA、Kaorimo でちょっと吹きにくいと感じていた箇所も吹きやすく敏感に反応してくれます。


相性のいい楽器は大事にしたいですね。