先日行った Y電気で CDラジカセの新しいものが展示されているのを見ました。

Aurex といえば東芝のオーディオのブランドですが、ずいぶん長いこと高級オーディオからは遠ざかっていた印象です。

まあラジカセは高級には分類しませんが、昔のラジカセに比べれば随分音は良くなっているだろうと思います。


それにしてもカセットが今売れるらしいのですが、私もずいぶんカセットは使いました。

当初はクロムテープという高級品がありましたが最後の頃はメタルテープでしたね。

TDK のシースルーのものがお値段も高く人気もあったように思います。


当時は HITACHI も Lo-D というブランドでオーディオ製品を出していましたし、HITACHI のカセットテープもありました。その後日立マクセルで maxell というブランドのテープを売っていましたね。

FuJIFILM も AXIA というブランドで売っていました。


カセットデッキは一般には SONY の人気が高く、デンスケ(カセット<TC-2850SD>も DAT<TCD-D10> もPCM<PCM-F1>まで)も使ったものでした。YAMAHA も使いました。

マニアには Nakamichi が評価が高くものすごい値段のものもあったのですが、再生も同じ Nakamichi でないと真価を発揮することができないのでした。

そんな頃 TEAC が C-1 という高級機を出しました。高価でした。

プロ用の PHILIPS も愛用者がいました。


オープンリールは SONY や Technics、AKAI、TEAC、DENON あたりを使っている人が多かったでしょうか。

海外メーカーでは STUDER、REVOX、Nagra(浅井慎平さんが 『波~サーフブレイク・フロム・ジャマイカ』というアルバムを作ったのが有名です)などが定評がありました。


PCMプロセッサーは当初はベータマックスのビデオデッキを使う方式でした。プロセッサーと同じサイズのものもありました。

余談ですが試しにそのテープを TV で再生してみたら縞模様が見えました。





LP レコードの人気が再燃していると言いますがカセットテープはどのくらい人気が復活するでしょうか?

オープンリールのテープもカセットテープも長期保管する場合は定期的に巻き直す(転写対策)とかカビが生えないようにするとか注意が必要です。





第一家電がカートリッジ購入特典として LPレコード(重量版)やメタルカセットを配っていた頃、カセットをもらったことがあったのをずいぶん長いこと保管しておいたのですが、ある時聴いてみたらテープが部分的にのびてしまっていました。

当時のチラシを全種類掲載しているサイトがありました。

https://superanalogue-dam45.net/other-materials/materiarls.htm


高級カセットデッキが発売されることは多分ないでしょうね。