山野楽器では恒例のフルートフェアが行われています。


毎年各メーカーや代理店を集めて大々的に行われる Flute World は多分このご時世では開催できないでしょう。


週毎にメーカーが展示・試奏会、調整会を行います。


 


今日と明日は FMC フルートマスターズのフェアであったので出かけたのですが、調整会は予定されていません。


なぜかと思いましたら、メーカーからは人は来ず、在庫の楽器を展示するだけなのでした。


 


 


仕方がないので展示されていた中の一本を試奏させてもらいました。


 


シリアル番号の部分は加工しています。


 







頭部管はライザー付きで タイプM MAX-II です。


 







C# トリルキー付です。


 









こちらは持参した私の楽器(15周年記念モデル)です。








キーデザインは同じです。








下が私の楽器です。












私の楽器は管厚 0.4mm なのでこちらの方が少し軽いですが、0.35mm にしては少し重いなと思いましたらトリルキーの分が重いようです。










 






Eメカのオプションが 6万円、C#トリルキーが 8万円、ライザー付きの頭部管が 5万円加算で計 19万円のアップです。


本体がちょうど100万円で、消費税込で 130万9千円です。


 


以前試奏して印象が良かった25周年記念モデルですが、価格表には25周年記念モデルと同じ「鳳凰」仕様のオプションも載っていてこれが 60万円。


 


振り返ってみますと以前記念モデルを試奏したのがちょうど4年前の今日でした。奇遇です。


 


https://music-1000.blog.ss-blog.jp/2017-04-15-1


 


試奏した印象は悪くありません。


低音がこの管厚にしては太くよく鳴るという印象です。


高音はやや線が細いような印象があるもののきれいです。


バネがまだ硬いためかキーはやや重く感じます。


そのためか音のつながりは使い込めば滑らかさが出てくるかなという印象です。


 


楽器の出来を考えると決して高くはありません。


しかし以前も書いたかもしれませんが今使っている15周年記念モデルを購入する前、YAMAHA を使っていた頃はフルートマスターズの楽器はうまく鳴ってくれませんでした。


しかし 15周年記念モデルに出会う頃までには私自身がフルートという楽器に慣れたためかとてもよく反応してくれました。


その時販売店のスタッフの方からは、何人も手に取ってくれたけどなかなかご縁がなかった、という話を聞きました。


 


決してクセのある楽器ではないのですが、一例ですがムラマツをずっと使っている人にはポイントがなかなかわからないかもしれません。