最近練習がさっぱりなので12月に向けて準備しなければなりません。

まず曲集を幾つか持ち込んで候補を選びます。

無理はしないことにしましょう。

 

 

 

場所は先週も借りた広い場所です。

 

 

 

ここで吹くと音の違いがよくわかるのです。

 

 

 

楽器は Aihara で、以前比較した頭部管を並べて使用する候補を絞ります。

 

夜光貝のリップ(左から二本目)はとても良いのですが、今回は少し特色のある音を求めます。

 

鹿の角を比較しますと、最初に手にしたもの(一番左)は他のどれでも聞くことができない生物の息遣いのようなものが感じられて良いのですが、音量はそれほどなく最良のポイントは狭く、練習不足の身には厳しい頭部管です。

 

後で入手したもの(左から三本目)はそうした特色は薄れますが、吹きやすくなります。

それでも生き物のようなと感じる特徴は感じられますし、初めて気づいたのですがルチルクオーツに入る金の線のように一本細いしっかりとした筋が入るとでもいうような響きがあって、これが聴いている人の耳にどう届くのか試してみたい気がします。

 

 

象牙はやはりどちらも素晴らしい音色ですが、やはり最初に手にした方(右から二本目)がバロック向きともいうべき吹奏感で、太く渋い音ですが、今回選んだ曲と会場を考えるともう一本(右から三本目)の少し明るさが加わって張りのある音色が良いのではないかと感じました。

 

 

 

午後は相原さんのところにお邪魔してお話を伺ったのですが、コンヴェンションでお披露目した画期的なものが思ったほどの響きが得られないようだとして開発が止まっていること、ある方から依頼を受けて製作中のものがギネスに載るかもしれないとの興味深いお話を伺いました。

詳細はまだ公開できませんが。

 

フットフォンの販売が好調だそうです。

山野楽器からも催促が来ているとか、近隣の金賞を取った中学校のフルートは皆これをつけていたとか、指名買いの人が来るとか、発案者としては嬉しいお話ばかりです。

 

 


正式発売前にグローウェルズさんが強引にお求めになった思い出とか、かぶせ式にした方が良いのではないかと検討した開発段階のお話とか、他のフルートメーカーではノウハウがないので作れないだろう(金管を作っている YAMAHA は別として)とか、いっそこれを一体にした足部管を作ったらどうだろうかとか気持ちが上向きになります。

 

さあ、練習、練習。

 

 

 

 


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