いつもは5月の連休に作るのですが、今回は特別にコーヒーゼリーを作りました。

使った豆はいつもの UCC の "ガテマラ ヌエバグラナダ農園" です。




特別なのは器もです。

これはオールドバカラの ROHAN です。






コーヒーゼリーの原液ができあがった時の温度はだいたい 70℃を超えたあたりです。

加熱するのは 80℃を少し超えたあたりまでで、85℃以上にならないように気をつけます。


バカラのグラスはもちろん耐熱ガラスではないのでこの原液を流し込むと多分すぐ割れてしまうでしょう。

まあ、かなり薄いので比較的歪みは生じにくいかもしれないとは思うのですが、試してみるわけにはいきません。


60℃を下回るとゼリーが固まり始めますので、温度が下がるまで待っているわけにもいきません。


ではどうやって作るのかと言いますと、準備が終わるまでにグラスに最初は温(ぬる)いお湯を注ぎ、グラスが温まったら少し温度の高いお湯を注ぎ、それを何度か繰り返して原液の温度に近い温度に持って行きます。




ROHAN は現在も作られている多くの人に愛されているシリーズで、1855年のパリ万博で名誉大賞を受賞したときに出品されたのが始めのようです。




こちらは同じオールドバカラの LIDO です。

逆三角形のフォルムが美しいですね。


こちらは ROHAN ほど古くはなく、1930年〜1950年頃に作られていますが、現在は作られていません。










いつもより少しだけ固めにできましたが、それでも普通のコーヒーゼリーに比べるとぷるぷるで、スプーンではうまく掬えないことがあります。


食いしん坊の Nさんのために。



 


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