フルートを描いた絵画やイラストなどを見ていると、中には構え方が逆になっているものがあります。

これまではフルートの事を知らない人には無理もない事だと思っていたのですが、昨日柳沢さんのところでこれを見てからは何事も決めつけてしまってはいけないなと認識を改めました。


写真をご覧になってお気づきでしょうか?




鏡に映したように全てのパーツが逆に取り付けられています。

リッププレートは逆に取り付けるのは簡単ですが、多くのパーツは新しく作らなければなりません。




ケースに収めたところです。

一見普通ですが、向きが全部逆です。







柳沢さんがどういう経緯でこれをお持ちなのか、あるいは修理や調整のために預かっていらっしゃるのかは分かりません。


そういえばメーカーもお聞きしませんでしたが、状態を見るとかなり古いものというわけではないようです。

物好きな人がどこかに注文して作らせたのでしょうが、パーツの事を考えると大手メーカーでは引き受けるとは考えられません。


世の中には本当にこんなものを作ってしまうところがあるのですね。



 


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