戯曲版は読んだことがなかったので買ってみました。
1872年 10月、パリで初演。
このときはあまり評価されなかったようですが、1885年5月に別の劇場で再演されて以来三千回以上(昭和33年10月時点)再演されているということで、人気作になっているようです。
『風車小屋だより』に収められた短編とは細部に違いがありますが、大筋では同じです。
"アルルの女" が一度も姿を見せない点は同じです。
ファランドールや王の進軍が歌われる場面もあります。
もちろん、「メヌエット」は使われません。
オリジナルの劇付随音楽を録音した盤も何枚か出ています。
短編も味わい深いのですが、戯曲も良いですね。
お勧めです。