レッスンで伴奏 CD を使ったのですが、備え付けの CDラジカセ(妙な名前ですが)があまりにしょぼいので感じが出ません。最も困るのが音量が足りないことです。


千葉そごう 9F には BOSE の直営店があり、普通は直販でしか手に入らない商品の音を聴くことができます。

BOSE のスピーカーは以前使ったことがあり、一体型の Wave Radio CD も使ったことがあります。




Wave Radio CD は小型ながらスケール感のある音で、普通に音楽を楽しむには十分な性能があります。

以前使ったものは現在のようなスロットインのタイプでなく、上部の蓋を開けて CD をセットするタイプでした。


以前も感じたことですが、現在の製品は以前のものとは大分音作りが変わったように感じられます。

また、これは以前のタイプでも同じでしょうが、置く場所によっても大分印象が変わります。

上の写真で置かれている部分の下は扉が開くようになっていて、中は空間があります。

ここで聴く音は低音が締まりがないイメージです。




こちらはガラスの上で、こちらの方が少しましです。




こちらのキャビネットはかなり頑丈で、良好な音が再生されています。




ここには内部を見る事ができるように分解した様子が展示されています。




フルレンジが一つづつという構成です。


1枚目や3枚目、4枚目に一緒に写っているのはもう少し大掛かりなシステムで、スケール感が上回っています。

低音の再生は両者で方式が異なり、Wave Radio CD は低音がリア側から放射されるのに対し、大型のタイプは筐体の底部に低音用のユニットが上向き取り付けられていて低音は本体前面から放射されます。


車の中で聴いているラトルとベルリン・フィルの「ハバネラ」を聴いてみたところ、開口部が両サイドにあるためか聴く位置によって定位や奥行きがずいぶん変化しました。


ネットオークションなどではこれらの製品も出品されていて大型のシステムは要らないなどと評されていることもありますが、このガラスの上に設置された二つのシステムを実際に聴いた印象ではそれは過大な評価であると言わなければなりません。

設置場所や何を重視するかによっても評価は違うと思いますが、私はこれは買いません。


古いタイプの方が良かったかもしれないとは思います。



実はこの小型の方でも買ってレッスン室に置かせてもらおうかとも思ったのですが、これなら WestBorough と名付けられた CD(DVD)プレーヤー(機種によってオーディオチューナーも)一体型アンプに 501x や 501z という小型スピーカー4つ + ベースボックス の組み合わせの方が目的には合います。

ただ、スピーカーは場所をとらないのですがプレーヤー/アンプが結構大きいのです。

しかも CDラジカセが置かれているのはいわゆるカラーボックスと言われるあまり頑丈でない棚の上です。

レッスン室内にはもうちょっと丈夫な木製のテーブルのようなものがあるのでそこなら設置しても大丈夫そうですが、じゃまです。



TOSHIBA SD/CDラジオ CUTEBEAT シルバー TY-SDX50(S)

  • 出版社/メーカー: 東芝
  • メディア: エレクトロニクス

 

これは置かれているものとは同じではありませんが、ほぼ同じようなものです。

楽器店ではもうちょっとましな商品を扱っているはずですからこんなものではなくてレッスンでも使えるようなものを置いてくれないものでしょうか。




コーヒーやワインにも共通しますが、その人がどのような経験をしているかによって評価は変わるものです。
どんなに良い評価がされていても鵜呑みにすることはしない方が良いでしょう。





 


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