それほど出来が良いというわけではないのですが、掲載する事にします。

見た目は携帯用灰皿か小銭入れみたいですが、ちょっと違います。




エッシェンバッハの携帯用ルーペを愛用しているのですが、これは最近買ったものと同じ型です。

革のケースに収められていて中から引き出して使うようになっています。


レンズ面に傷がつく心配はしなくても良いのですが、このままポケットに入れると、繊維くずなどが付きそうでそちらが心配です。


エッシェンバッハではこれ用のケースなどは売っていないというので適当なものが流用できないか探したのですが、これはというものがありません。



ないなら作ってしまえ、というわけで今日の午前中に道具を引っ張り出しました。




最初はレザー用ミシンで縫う事を考えていたのですが、やってみると厚過ぎてうまくいきません。


ちなみに材料は白い方がセーム、茶色い裏地がスペインラムです。

裏地はなくても保護はできるのですが、裏側からは細かいくずがどうしても出るのでそのために裏同士を張り付けています。


手縫いは久しぶりですが、二枚の革を貼り合わせた(周辺だけ)後、実物に当てながら適当な大きさにカットします。



次に縫い合わせる部分に接着剤を付けて貼り合わせます。


そして菱目打ちと呼ばれるフォークのような道具で針を通す穴を明けて行きます。


穴を明け終わったら蝋引きの糸を十分な長さに切り、両側に針を通します。



そうして両刀使いのように同じ針穴に左右から交互に針を通し、縫い上げて行きます。

縫い終わったら最後をほつれないように留め、ライターの火であぶって処理します。


手縫いの良さは丈夫な事で、使っているうちに糸の途中の一部が切れてもミシン縫いのように糸が抜けてしまう事はありません。


今回使った革はかなり柔らかいので、縫うたびに締め付けていたら皺ができて変形して、本来真っ直ぐだった縫い目が糸巻き型に曲がってしまいました。





最後にホックを取り付けて完成です。

ホックはまず丸い小さな穴を明け、両側からホックのパーツで挟んでおいて然るべき道具で叩いてしっかり固定します。

固定する前に蓋を閉じた状態にして最初に明けた穴を通して下に穴明け用の目印を付けます。こうしないと位置がずれて仕上がりが少々みっともない事になります。


蓋の部分にパーツを固定したら本体部分も同じように二つのパーツを挟んで叩いて固定します。


仕上がりはいまいちでも、一目一目縫い上げたものは愛着がわきますね。






 


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