今日の日本経済新聞の文化欄に瀬尾和紀さんが文章を寄せられていました。
ピアニストの故ワルター・ギーゼキングさんは作曲も手がけていたそうで、瀬尾さんはある時その作品のひとつ「フルートとピアノのための《グリーグの主題による変奏曲》」を CD で聴き、引き込まれたのだそうです。
伝記によれば室内楽8曲、ピアノ曲が10曲あるのだそうですが、作品の録音はその CD 以外にはなく、楽譜も出版されたものでも絶版で、各地の図書館でいくつかを見つけるにとどまったそうです。
以前出版を手がけたショット社に尋ねるなどした結果長女の方を訪ねる事ができ、出版社に渡る前の状態の「ヴォルガの舟歌による変奏曲」に出会う事ができたとあります。
今日これを読んで特別印象に残ったのは先日のレッスンで先生からある音楽コンクールのゲストとして招かれた瀬尾さんの演奏の中に「ソナチネ」があって、良かった、と聞いたばかりだったからです。
瀬尾さんは発見した曲を仲間と録音し、自分でプロデュースして自身のレーベルからりリースされています。
聴いてみたいですね。
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