先日掲載したアウガルテンのボックスですが、解説を写しておきましたので掲載しておきます。






本来はポットとして作られたのですね。
大事なものを入れるボックスとしても素敵ですね。
日本の香炉の影響があるというのも興味深いですね。

色の再現が難しいです。
WB を白熱灯に合わせたものとそうでないものそれぞれを補正しています。
やっているうちにどれが本当の色だったのかわからなくなってしまいました。
こういう時は紙の色を基準にするのですが、ガラス越しで反射もあるのでコントラストも低下しています。
出来るものなら自宅の装置で撮ってみたいですね。




ユニークな動物のオーケストラです。



もし一つ買えるとするならワニが良いですね。




ヨーゼフ・ホフマンのデザインです。
ここでは「ミス」と書かれていますが、「ミス R(リッチ)」と表記しているものもあります。




とても魅力的ですが、思ったより大きいです。




さてアウガルテンを代表するこれ、マリア・テレジアです。
このシリーズもシェイプがいくつかあるそうで、これはベルヴェデーレ (114) シェイプというものです。DM のチラシによれば「オーストリア大使公邸コレクション」です。
どういう意味かと言いますと、オーストリア大使公邸で実際に使われているものだという事で、更には一般の販売店では注文できずここでの展示会でしか買えないという事です。
ちょっと説明を加えますと、当日あの場所では実際にお金を払って品物を持って帰ることはできないのです。展示会であり商談会であるというわけです。
確かにあの場所は外国の大使館の中ですので日本であって日本ではないのです。

では通常購入できる「マリア・テレジア」はと言うと、実物を見ていないのでカタログの写真でご勘弁いただきたいのですが、次のようなものです。






ティーカップもこんな感じです。
目立つ特徴は把手ですね。

お気づきになりましたでしょうか?
冒頭のボックスの把手と同じデザインですね。


アウガルテンという窯自体の事についてはまた別の機会に取り上げたいと思います。