以前楽器に変色が見られたのでメーカーに調査を依頼したところ、どうやらケースの接着剤に原因がありそうだとの回答をいただいて新しいハードケースが送られて来た事は以前記事にしました。
ハードケースに直接接する部分が変色したので、ハードケースが原因であろうとは想像がつきました。

http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2010-04-20
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2010-05-30-1


その後この楽器をハードケースに入れたまま保管していました。



先週アンサンブルの合わせに使うために取り出してみました。
1枚目の写真が送る直前のもの、そしてこちらが現在のものです。
分かりにくいかもしれませんが、1枚目の写真の右の方に僅かに黒く見える部分がありますが、こちらの写真では黒く見える部分はありません。変色した部分を磨いてきれいになって帰って来ましたが、その部分はそのままです。


ハードケースを納入しているメーカーは一つではないそうで、新しいケースは購入した時に収められていたものとは別のメーカーのものです。
原因を調査する過程では FMCフルートマスターズからは時折メーカーからの試験結果を添えて報告が届きました。メーカーも真剣に原因調査をしていたようで、数種類の薬剤や接着剤と FMCフルートマスターズの管体と同じ資料を用意して時間をかけて試験をしていました。

小規模なメーカーですので小回りがきくという事はあるのかもしれませんが、小さな問題もおろそかにしないこうした姿勢は大いに評価できますね。