「千の風になって」をやってみようか [レッスン]
次の発表会の事をもう考えています。
2/11 のアンサンブルコンサートではポピュラーな曲を取り上げますが、こういうのもたまにはいいなあと感じています。
さてこの曲はもう知らない人がいないと言っても良いのでしょうが、いろいろな編曲が出版されています。
フルートなどの独奏とピアノ伴奏の版は数えきれないほど出ていますが、女声三部、混声四部などの合唱用の楽譜も複数出版されています。
ではフルートアンサンブル(四重奏)用はないのかと探してみたところ、一種類だけありました。
弦楽四重奏版もありました。
木管四重奏もあります。
さてこの曲は多くの方がご存知の通り "作者不明の西洋の詩" から 新井 満 氏が日本語詩を作り、曲を付けて私家盤の CD を作ったのが最初です。
それが朝日新聞の「天声人語」で取り上げられ、やがて NHK の特集番組(これは視ていませんが)で取り上げられ、更に NHK の紅白歌合戦で歌われて今のように広く知られるようになりました。
この 写真詩集+CD は 2005年に出版されていますが、写真詩集単体では 2003年11月に出ているそうです。
本文の中でも触れられていますが、これより先にオリジナルの英語詩を日本語に訳して写真詩集として出版されたものがあります。
出版は 1995年 6月です。
この詩をある人がある人への追悼文の中で紹介し、新井氏がその追悼文集を読んだ事が歌が生まれるきっかけとなりました。
新井氏の本の『「あとがき」に代える十の断章』によれば新井氏はこの本に掲載された英語詩を自分の日本語詩の元にしたわけではなく、掲載された 南風 椎(はえ しい)氏の日本語訳を参考にしたわけではないようですが、南風 氏はそうは思っていないようで、Wikipedia にも論争がある事が紹介されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/千の風になって
私としてはこの論争に加わるつもりは毛頭ないのですが、自分なりの考えを少し書いてみたいと思います。
「レッスン」のテーマとはずれてしまいますのでまた別の記事としてアップします。
なお、オリジナルの詩の作者については作者不明とされていますが、新井氏の本でも一つの可能性として触れられている メアリー・E・フライという女性という説が有力のようです。
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/prof/1000winds.html
これを検証したノンフィクションもあります。
明日以降新井氏の日本語詞が南風氏の言うところの「パクリ」であるのかどうか、著作権や英語詩と両者の日本語詩との違いなどを絡めて考えてみたいと思います。
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