先日取り上げましたクリムトの原画を使った陶板と一緒に展示されていたアウガルテンのコーヒーカップとソーサーです。




こちらが正面、




こちらが裏面です。




ソーサーはシンプルです。






ちょっとイメージを変えてみました。






白が美しく、金彩が栄えます。


さて「生命の樹」が個人の邸宅の壁面の装飾である事は以前ご紹介しましたサイトに詳しいですが、
http://www.salvastyle.com/menu_symbolism/klimt_stoclefriesa.html
こちらにもなかなか見る事ができないその壁面の一部の写真が紹介されています。
http://renessance.jugem.jp/?eid=8

クリムトが描いたのはこの装飾の原画で、実際の壁面には建築家ヨーゼフ・ホフマン(ウィーン工房)によって原画を基にしたモザイク画が配されているそうです。

壁面のモザイク画は一つの面が
 「期待」「生命の樹」「成就(抱擁)」

間に「狭き壁面(抽象的装飾)」

もう一つの面が
 「期待」「生命の樹」「接吻(THE KISS)」
となっているそうです。

実際に邸内を見る事は個人の邸宅である事もあって非常に難しいそうですが、次の本にその内部が紹介されているそうですので、ご興味がおありの方はまず図書館ででもご覧になってみてはいかがでしょうか。

アール・ヌーヴォーとアール・デコ―甦る黄金時代

  • 作者: 千足 伸行
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 大型本