一部だけ写真を撮りましたのでアップします。
使用している革はクロコダイル型押しの牛革ですが、こうして仕上がってみると本物のクロコ革に見えてしまいます。
フルートケースとしてはかなり角張っていますが、革に厚みがあるのでなだらかな曲面を出すのは無理だったのです。
普通は革を引っ張って延ばしながら貼り付けるそうですが、この革では模様が伸びてしまうのです。

予備知識なしに見るとフルートケースとは思えないでしょう。
C管のフルート一式と頭部管二本を収納できます。

内装の色も高級感があってグッドです。




上下の模様を揃えてあります。
さすがの職人技です。




楽器を採寸しているので形はぴったりです。

小物入れスペースがあります。
蓋が作られています。細かい気配りです。
引き上げる部分に同じ革が使われています。

蓋の裏には掃除棒を格納できるだけの空間があります。
頑丈に作られているので大きさも普通でなく、横の外寸は 42cm もあります。
そのため既成のケースカバーには合うものがありません。
フルートケースも入るブリーフバッグなら大丈夫かもしれませんが、子の横幅では無理だろうと思います。

NAHOK に特注するという手もありますが、自分で作ってみたくなってきました。

ハードケースはもう一つ出来上がりました。
こちらは普通に一式を格納するタイプですが、なぜか横幅が少し大きいのです。
全体の写真などと一緒に改めてアップします。