今日も暖かかったのでコーヒーを焼いてみました。
実は昨日モカを焼いたのですが、豆が古いせいかどうかかなりムラが出て浅煎りにあがってしまったのです。
使っているロースターは連続使用ができず、最低2時間は間を空けなければならないのでやり直すには時間がなくなってしまったのです。

今日はブラジル。
以前買っておいたのですが、ちょっと珍しい豆です。
ミストクリーンウォッシュドブラジルと言って、表面を霧状の水で削り取ってあるのです。
なのでシルバースキンもすっかり取れて、川底の石のように角が取れて丸みを帯びてきれいです。

ローストしてもチャフ(シルバースキン)はほとんど出ず、細かい粉状のものが溜まるだけです。
しかし欠点豆がないのかと言うとそういう訳ではなく、次の写真のようなものが見つかります。




虫食いやカビが見られます。
元の表面の状態が分からないだけにかえってカビや未熟豆などが分かりづらいとも言えるのです。
ピーベリー(丸豆)は欠点豆に分類しなくてもいいのですが、私は取り除いています。
ブルマンなどではわざわざピーベリーだけを集めたりします。数が少ないことは確かなので、味わいというよりは希少性なのでしょうね。

このほかにもかけらになってしまったものや小さすぎるもの、姿が悪いもの、カビ豆、未熟豆などたくさんあります。




焼き上がりは10時頃でしたが、まだ気温が上がりきっていないためか意図したより浅煎りです。
ムラも見られますが、香りは良好です。
色の浅すぎるものなどを取り除いてドリップしてみました。

ロースト具合をストレートに反映して苦みの少ない酸味の勝った味わいになっています。
ブラジルにしては少々酸味が強いかなという印象です。
しかし欠点豆を徹底して取り除いたので嫌な味やエグ味はなく、アメリカンに向く酸味に仕上がっています。
豆を挽いた時の香りも出来上がりの香りも良好です。
少しだけミルクを入れるといいかもしれませんが、これはこれで意外においしいです。

次はもう少し深煎りにしてみたいのですが、取扱説明書が見当たらないので探さなければなりません。
しばらくやっていないうちにセットの方法を忘れてしまいました。
おまけにいくつかテストしたセッティングが HD の不調によって読めなくなってしまいました。
なんとかしなければ。