パン・ド・ミを焼くにあたっては本式にやるなら(”もちもちパン・ド・ミ” と “ふんわりパン・ド・ミ” を作るなら)出来合いの「パンミックス」では作れないと取扱説明書に明記されています。


しかしただの “パン・ド・ミ” なら「パンミックス」に手を加えればできるとも書いてあります。


 


調整するのはバター5gを加え、水を 10g 増やし、ドライイーストを半分にするという三点です。


 


難しくはないのですが、ドライイーストはもともと 2.7g なので、ちょうど半分の 1.35g はいつも使っているキッチンスケールでは量ることができません。


今回は仕方がないので平らなところに広げて目分量で行きます。


 


バターは普段常備していないので新たに購入するのですが、どうせなら「カルピスバター」を使ってみようと思いました。


職場で一緒に仕事をしている人の実家がパン屋さんで、先日頂いて食べてみたのですが、こってりと濃厚で食べたことがないお味だったので訊きますと「カルピスバター」を使っているということでした。


 


「カルピスバター」はもともと大量には作れない(カルピスを作るときの副産物)ので一般には販売されていなかったそうですが、現在は 450g のもの(有塩、無塩)と 100g のもの(無塩)が Amazon で手に入ります。


お値段は一般的なもののほぼ倍です。


 





カルピス特選バター



  • 出版社/メーカー:

  • メディア: その他








カルピスバター 有塩 450g



  • 出版社/メーカー: ママパン

  • メディア: その他








カルピス(株)特撰バター100g(有塩)



  • 出版社/メーカー: カルピス株式会社

  • メディア: その他








カルピス発酵バター 食塩不使用 450g



  • 出版社/メーカー: ママパン

  • メディア: その他






 


パンを焼くには無塩の方が良い(食塩は発酵を阻害する働きをするのだそうです)かと思うのですが、食塩の量は少ないですし今回使うのは 5g なので 100g の有塩のものを求めました。








カルピス株式会社が作るバターなので通称「カルピスバター」ですが、カルピスは含まれていません。


誤解を避けるため、商品名も「特撰バター」としています。








先に行きつけのコンビニを覗いたのですが、バターは一つも売っていませんでした。








昨日で二回焼きました。


使ったのは 10g です。


 


 


“パン・ド・ミ” はフランス語ですが、もともとフランス人はいわゆるフランスパンのように皮(クラスト)を食べるのが好きなのだそうです。


そのフランスでイギリスのパン(いわゆる食パン)を作った時、皮でなく中身(クラム)のパンだ、というので “パン・ド・ミ” (pain de mie)と呼ばれたそうです。


 


身も蓋もない言い方をすると食パンのこと。


しかし日本では既に食パンとして知られているのでベーカリーでは何か違いを打ち出そうとしてただの食パンとは違うものに仕上げて “パン・ド・ミ” として売ろうとしたようです。


 


なのでお店によっては普通の(少しは違うかもしれませんが)食パンを “パン・ド・ミ” として売っているかもしれませんので、買ってみようと思った時はよく見てからにした方が良いでしょう。







 


きれいな色です。


 


出来上がりの感じや食べてもらった感想はまた改めてアップします。