シューベルトといえば一番親しんででいるのが歌曲ですが、愛聴盤は
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (Dietrich Fischer-Dieskau)です。
何度も録音していますが、その中でもジェラルド・ムーアの伴奏でジャケットに自作の絵を使ったものでしょうか。
最近新しいものは聴いていませんでしたが、新聞で興味深いものが紹介されていました。
松本隆訳の日本語による録音です。
原詩と日本語詩が印刷され、冬の北海道で撮影された写真とともに一冊の本になっています。
まだ一回聴いただけすが、興味深い試みとは思いますが一番に推そうというところまではまだ行きません。
このほかに『美しき水車小屋の娘』、『白鳥の歌』もありますが、全て同じメンバーではありません。
『冬の旅』には旧盤もあるようです。
例えば「コンドルは飛んでいく」の S&G の歌はどうでしょうか?
一番の歌詞で snail と nail、could と would、二番の sail (away)、
二番の ground と sound、三番の street と feet などが対応しています。
これをそのまま日本語にしたのでは面白さが失われてしまいます。
ここは原語から少し離れてでも韻を踏む言葉を探さなければなりません。
こうしたことを考えながら聴いてみるというのも一興ではないでしょうか?
明日の朝は更新はお天気次第です。