代理店が変わってしまって以来展示会が開催されないオーストリアの AUGARTEN ですが、アイテムは少ないながら購入することは可能で、ものによっては取り寄せることもできます。
冒頭は6年前のオーストリア公邸での展示会で撮影したものですが、アウガルテンを代表する「マリア・テレジア」です。
昨日銀座に行って(株)創美さんに立ち寄りましたら珍しいことにマリア・テレジアのヴェルヴェデーレシェイプが六客も揃っていました。
ヴェルヴェデーレというのは佐倉市の川村記念美術館のレストランの名前でもありますが、展望台という意味だそうです。
オーストリア大使公邸で使われているシェイプで、多分本国の公式の晩餐会などでも使われるのでしょう。
カップの持ち手とソーサーの形が特徴的です。
素地の美しさ、釉の均一なことと素晴らしい上品な光沢は他と一線を画します。
手描きとはにわかには信じられない絵付け、乱れることのない金箔を貼ったかのような金彩は手にとって見る価値があります。