暑い日が続いていますが夏も終盤になり、セミも生を終えたものが見られるようになりました。


頭部が転がっているのがちょっとあれですが、白いプレートの上にある羽は自然のアートのようです。








帰宅してすぐ撮ってみましたが、朝の方が感覚が新鮮かなと思います。










もうすぐホトトギスが見られます。






さて夏はフルート界最大のお祭り「日本フルートコンヴェンション」が行われます。


18回目の今回は in川崎 として昭和音大とミューザ川崎を舞台にして行われます。


ミューザ川崎はコンサートなどの会場となり、そのほかのレクチャーやショーケース、メーカーの展示などは昭和音大が会場です。


今までは参加したことはないのですが、今回はちょっと理由があって迷っています。


距離と料金が迷う理由の一つではありますが、それほど遠いわけでもないので一回くらいは行ってみようかとは思います。


 


今回は日本フルート協会創立50周年ということで「日本のフルートメーカーの歴史」と題したショーケースが行われるそうですが、当初18日だった日程が17日木曜日(初日)に変更されたそうで、予定されていた方は注意が必要です。


 







日本のフルートの歴史といえば muramatsu を軸としたストーリーになるのでしょう。


muramatsu が ”世界のムラマツ” になった経緯は以前取り上げましたが、簡単に言いますとジュリアス・ベーカーの初来日に始まりがあります。


 







一方 J. P. ランパルの来日も日本のフルート界にとって大きな出来事でした。


 


ランパルが気に入って持ち帰った YAMAHA がやがて工藤さんがパリのコンクールで使う楽器となり、それを改良したものがランパルコンクールで使われ、一気に YAMAHA の知名度が上がります。


ランパルやベーカーはこれ以外のメーカーも訪れていますが、いろいろな経緯があってここに挙げたメーカーが海外に進出していく大きなきっかけになったことは事実です。


 


※2017.08.11 追記


 YAMAHA では以前 ジュリアス・ベーカーモデルジャーマンモデル といった機種を出していました。


 ジュリアス・ベーカー との結びつきは ヤマハも強いものがあったはずです。


 


写真は先日の山野楽器の Flute World で YAMAHA のブースで配られていた印刷物ですが、 PIPERS の記事から YAMAHA のストーリーに関する部分を抜き出してまとめています。


 


ランパル以外のアーティストのやり取りや交流にも触れられていますが、各メーカーのカタログを見ればわかる通りどのメーカーも世界の一流演奏家との交流があり、実際に使われていることを紹介しています。


 


まあ、これらのアーティストが「鞍替え」することも業界の習いのようで、藤井香織さんが YAMAHAユーザーになったとか、最近のことではエミリー・バイノンさんが Haynes ユーザーになったのが大きな話題でしょうか。











YAMAHA ではアルトフルートとバスフルートは管体が真鍮(ゴールドブラス)製ですが、ブースでお話を伺うと最近銀メッキのモデルを出したそうで、カタログにも載っています。


やはり色を気にされる方もいらっしゃるとか。



 




明日はお盆の準備があるので朝の更新はお休みします。