銀の楽器は使っているうちに多かれ少なかれ硫化によって変色します。








金(純金や 24k 以外)も含まれる銅の割合によって変色は生じます。


ホワイトゴールドよりピンクゴールド、レッドゴールドの方が変色しやすいです。








変色の度合いは使う人の体質によることが多いです。


私は幸いほとんど心配無いようです。








用心のために使うのが C-Guard という商品名で販売されている変色防止のための布です。


銀製や銀メッキの金管楽器のための大きなものもあります。








原理は多分銀のカトラリーの変色防止のための製品と同じで、硫黄イオンを吸着することによって楽器の銀と結びつくのを防ぐというものです。


およそ一年で交換することが勧められていますが、外の空気に触れることが多かったかどうかで多分変わります。


楽器を取り出したらなるべく早くケースに収納しましょう。








さてこちらは先日も取り上げました演奏直後の頭部管の中の反射板です。








以前購入したアトリエトマアズのクリーニングロッドですが、これが結構優れものです。










まずこれだけで反射板の水分を拭き取ってみますと、かなり水分が多いため拭き残しがありますが、これに使われている布自体はそれほど吸水性は高くないという印象です。


 







こちらは楽器の内部の様子ですが、内部の掃除にはいつもの通りのインナークロスを使います。



 







同じように頭部管の中も拭いてから仕上げにこの製品を使うと、かなりきれいになります。








裏返すことができないので見ることはできませんが、先の方には何かが詰められていて形が崩れにくいようになっているようです。





おすすめです。